今回は1月に続けて、いちおう河津桜鑑賞を目的に、伊豆の稲取温泉に行ってきました。
地元を余裕もって朝8時に出発し、圏央道~東名高速~小田原厚木道路を経て国道135号に入り稲取温泉を目指す
順調にと言いたいところだけれど、海老名JC手前で渋滞が発生し、稲取にはイメージしていた時間より1時間ほど遅れて到着
ホテルでチェックイン手続きとカラオケ予約を首尾よく済ませ、腹ごしらえに稲取の街中に向かう。
なぜか事前情報収集でリストアップしていた店2軒を見つけることが出来ず、3軒目の「かっぱ食堂」(稲取温泉B級グルメ発祥の店)にようやくたどり着く。
食べたのはもちろん稲取温泉名物「肉チャーハン」(税込み950円)
チャーハンとは言うもののご飯は白飯
白飯の上に肉野菜炒めが乗った不思議なチャーハン?
でもお味はバッチリ美味しかったです
温泉街はちょうど「雛のつるし飾りまつり」開催中で、平日だけどその見物客が結構歩いていました。
先ず向かったのは素盞嗚(すさのお)神社の石段に並ぶ、なんと118段の雛段飾り。
この看板にあるように、毎日7~8人の人が人形1体1体を飾り付け、時間になると片付けているとのこと、その手間に頭が下がります
ここ稲取温泉は日本三大つるし飾りの一つに数えられ(他は秋田県酒田市、福岡県柳川市)江戸時代後期を発端とする稲取独自の風習で、子や孫の健やかな成長を願い現在まで続いているそうで、海の街らしく魚の飾りが多く見られました。
稲取温泉街の各所につるし飾りの展示場所があり、ここは「二つ堀農園」という個人のお宅を利用した展示場。雛のつるし飾りまつりの最中は部屋全部がつるし飾りで埋まる
まつりの特設駐車場近くで見かけた「どんつく通り」の看板、稲取温泉の四季の風物詩を表現している市中の看板にも「どんつく祭り」なるものの表示が
ホテルにほど近い、海を見下ろす高台にある「どんつく神社」。
『どんつく』って何
この「どんつく神社」にあった「どんつく祭り」の由来を描いた看板。
実はこの神社にたどり着く前に、先の「どんつく通り」の看板近くの居酒屋さん前で掃き掃除をしていた地元のおじさんに「どんつくって何ですか?」って尋ねてみたときに「どんつくは男性のおち〇ち〇のこと」って教えてもらいました
写真を載せるのは憚れますが、神社の神殿の中には大きな男性のシンボルが鎮座していらっしゃいました
なんともおおらかな港町の温泉だなと
どんつく様を拝みホテルに戻って、いつものようにまずはひとっ風呂
大きな湯船にたっぷりの湯にゆったり浸かる
温泉の温度63,6度、PH値7.0のナトリウム・カルシウムー塩化物温泉。
酸性でもなく、アルカリ性でもなくさらりとした温泉。
海を見下ろす眺望抜群の露天風呂、海を渡ってくる風が心地よい
夕食はいつものバイキングスタイル、ご馳走ではないけれど、たくさんのメニューから、好きなものを好きなだけが嬉しい
アルコール飲み放題のは、静岡の地酒が3種類
今回も時間いっぱいたっぷりといただきました
食事の後はカラオケで大きな声を出して腹ごなし、2度目の温泉につかってグッスリと休みました。
翌朝は高台にあるホテルの玄関前から、少し離れた海辺の駐車場まで、ホテルの車で送迎。
いよいよ今回の温泉旅のメインの目的である河津桜を見に
伊豆急河津駅前の「伊豆の踊子」の主役、踊子さんと学生さん、コロナ禍でマスクは外せない?
河津川両岸を鮮やかなピンクの色に染める並木、850本もの河津桜が延々4kmも続く。
平日にもかかわらず、川辺の遊歩道をたくさんの人々が桜を眺めながら歩く
外人観光客の姿もかなり見られた。インバウンド復活の予兆
ときおり吹く川風に枝を揺らしながら、ピンクの花々が今が盛りと咲き誇っていた。
河津桜の特徴ピンクの花びらが、菜の花の黄色の背景に映える
しばし河津桜の並木道を散策した後、旨い昼食を目指して沼津に向かう
全国旅行支援のクーポン券が紙のまま使える店ということで選択した、沼津港のグルメ街にある「漁師寿司 武田丸」というお店。
たくさんあるメニューの中から、ウニやイクラなど高級品は無いけれど、地元で上がった地魚を中心にした「伊豆」(2,200円)というセットを注文。
新鮮でネタが大きく、味に満足、お腹は満腹 コスパ最高のセットでした
河津で満開の河津桜を楽しみ、沼津で美味くてボリューム満点の寿司を頂き
海を見下ろす露天風呂の温泉、稲取ならではの「つるし飾り」、地元のB級グルメ、満開の河津桜と沼津港の新鮮な寿司、そして「どんつく」という楽しい言葉を知った
楽しい伊豆の旅となりました。
さて、次はどんな旅になるのやら乞うご期待