こんばんは
まさよのコラムにようこそ
今日の午後、仙台に帰ってきました。
3週間ぶりの仙台です。
3週間振りの仙台は、もう秋が里に
下りてきていました。
街路樹の銀杏の葉は黄色く、欅は
赤に色づいていました
まるで神様が山から下りてきて
下さったような。
妖精たちが一生懸命に色付かせて
くれたようで、愛おしく思いました。
1週間くらい仙台に滞在いたします。
涼しくなったこともあり、今日は
みかん
も一緒に連れてきました。
新幹線で隣の席の女性が、みかん
をみて「私、猫好きなのです」と
猫グッズを出してみせて下さいました。
いつも仙台駅からは、バスなのですが
今日は久しぶりの移動に、みかんが
騒いでいたので、駅からタクシーに
乗りました。
不愛想な運転手さんだったのですが
みかんをみて、「うちも猫を飼って
いるのです」と携帯の写真をみせて
下さいました。
四年前に飼っていたダックスを亡く
して、その後で家にきた子猫を保護
して飼ったそうで、今では家に5匹
の保護猫がいるのだそうです
動物好きな運転手さんのお話が
とまりませんでしたが。
ほっこりとお話しを聞いておりま
した
みかんは東京にいると、猫をみる
ことがなくて、ときどきカラスに
揶揄われるくらいです。
東京のマンションが長いと「俺は
じいさんだから
」と、そういう
顔をして寝てばかりいます。
だけど仙台に戻ってくると、いつも
顔つきが険しくなります。
そうしてパトロールに精を出します。
先日 担当の編集さんが、
新宿の紀伊国屋、池袋のジュンク
堂、お住まいの近くの書店さんに
わたしの手帳が面置きで置かれて
いたと写真を添えて教えて
くださいました
最近、書店さんでは新刊の
注文数を絞っているそうでね。
置かれていて、ほっと致しました。
わたしは怖くて見れないのです
最初の頃は２，３冊目くらいま
では、自分の本が置かれているの
か気になって見にいっていたの
です。
だけど、置かれていないことの
方が多いのでね。
どうせわたしの本なんて、置かれ
ていないだろうなぁ
と、最近
では、スネ散らかしております
のでね。
あえて、行かないのです
”どうせわたしなんて”
ねたみも 嫉みも、こじらせも
なんだか、そう思うことが
そういう自分が、愛おしいと
さえ思います。
”おーよしよし、またスネ散ら
かしているね”
スネ散らかしは、どこか楽しくも
あります。
だって、そんなに長くは続かない
ことを、この年齢になるとみんな
知っているからです
”おーよしよし” とそういうのは
未来のわたし、源のわたし、
大いなるわたしだとそう思う
から
日の陰りが東京よりも少しだけ
早い仙台です。
日が沈むと、鳥の声もせず静寂
が広がります。
そんな日。