金に縁の無い家系? | 流離のロマンチストかく語りき

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何か書けと言われても、何と書いたらいいのか、、、、

とりあえず、暇な方は、ちょっとだけでもお立ち寄りくださいね。


県発注の橋設計業務をめぐる談合事件で前知事が辞職(後に逮捕)したことによる後任の宮崎県知事選で、そのまんま東氏(もう君と呼べないね)が当選したようだね。


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長野の田中康夫氏の時もそうだったけど、汚職や談合等の事件が起こった後に、誰を推薦するかで党内派閥争いなんぞしてれば、災いが無ければ善しとしてきた我慢強い?県民も呆れてしまって、そいつらよりは、マシな方を選ぼう・・・というだけのこと。


彼の今後の大変さは、県議員の大半を敵に廻すことになるわけで、先の田中康夫氏を初め東京の故・青島幸男氏や大阪の横山ノックの例を見ても判るとおり、順風満帆といかないだろうね。


先に上げた他の3人に比べてれば、大昔ながら多少なりとも袖擦り合う縁があったひとりとして、志半ばで空中分解することなく、ローマは、1日にして成らずということを肝に命じて、任期だけは、全うして、何かひとつだけでも功績を残して欲しいと思う。



さてと、実は、お家騒動と言うほどじゃないのだが、血縁で遺産問題が勃発したことがあった。


と言うのも父方の叔母が癌で亡くなったのだが、夫も子供も居なかったので、家と店(薬局2店)と株券を巡って、お家騒動になり掛かってるわけ。


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実家の近所に住んでた叔父(親父の姉の長男)が言うには、叔母(親父の妹)の妹(早い話が同じ親父の妹)が死に際に勝手に実印を押して遺産を相続したらしい・・・って言うんだよね。


それで民事裁判を起こすのなんのって言ってきたんだけど、いやはや・・・


遺産相続の話は、確かに胡散臭いんだけど、普通、身内同士で訴訟まで起こすか?って、僕は、思ってしまうんだけど、昨今では、アチコチで似たような争いや折衝事件も起こってるようだ。


叔母の資産は、持ち家を含めて、東京と埼玉に薬局を各1店舗と、どのくらい持ってたか知らないが、大手企業株も結構所持してたらしいので、結構な額になるそうだ。


親族で権利を持つ人間は、僕を含めて20人前後だから、松下幸之助のようにいかないまでも、それなりの遺産分与になるんだろうが、それだって裁判で勝つか、相手側から示談を持ちかければの話。


そりゃ僕だって、サッサと分け前をもらえるなら、十万でも2十万でも貰いたいけどさ、裁判沙汰に巻き込まれるのは、マッピラゴメンだったので、放棄する旨の書類に押印しました。


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後は、勝手にやってほしい。



そういえば、僕の父親も遺産問題に於いては、疎かった・・・というか欲がない男だった。


親しい友人には、話したことが有ると思うが、僕の父親は、祖父が亡くなった後に、荒川土手下の生家(小菅駅から徒歩2、3分)と隣接する鉄工場を相続するはずだったのだが、当時、その工場に姉の旦那が働いてたので、姉夫婦に鉄工場を譲り、生家だけ相続した。


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結果的には、草加の実家は、その生家を売却したものを資金になてるそうなのだが、それだって自分名義の家なのにも関わらず、家を出た妹たち(4人居る)にも売却した際に、かなりの分配をしてるんだよね。


ところが父親は、借金こそ無かったものの家だけを残して45歳で他界してしまった。


母親が困ったのは、親族や周囲の人たちが凄く資産を残してるって思われたことだ。


父親が会社を設立しようとした際、辞めるなら会社を畳むと言って引き止められ、已む無く辞められなくなった会社の社長が父親の葬式の挨拶で、僕が学校を卒業するまで面倒を見るなんて大見栄を張ったおかげで、それを聞いた誰もが本気にしちゃったんだけど、実際は、ビタ一文金なんか貰っちゃいないし、車(名義は父親)も株券も全部返しちゃった。


そんなことをやってるから、親父が居なくなった後は、下降線の一途でリストラにリストラを重ねて、本社を売却までして、10年以上前に側を通りかかったら、殆ど人気が無かった。


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もう潰れてるかも?べーっだ!



さんざん世話になった人間の遺体の前で嘘を吐いたバツだと思った。


まあ、そのこととお家騒動とは、全く関係ないけど、うちの父親も金に縁の無い男だという話のついで。


そんなこんなで、なんとか家だけ確保した僕らを余所目に、譲った鉄工場の真上に高速道路が通ることになり、区画調整で叔母夫婦は、環七沿いにデカいビルを建てて、悠々自適の賃貸成金に。


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にも関わらず、親父が死んだ後に、その叔母が母親に対して、その家(僕の実家)は、父親だけの金で建てたんじゃないみたいなことを言われたそうなんだよね。


うちの親父が譲った鉄工場のお陰で現在があることを忘れてる・・・というか、知らないと思ってるようだ。


まあ、そんなことやってるから旦那が投資に失敗て尻に火がついたり、息子が事故で死(享年49歳)んじゃったりするんだ!


って思ったけどさ、その事故で亡くなった息子というのは、僕に空手を教えてくれた最初の先生(剛柔流2段だった)だった。


話が逸れるが、当家は、代々女系で男が少ない。


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父親にしても7人兄弟で男は、父親ひとりだけ。


しかも早死にオバケ


祖父が46歳で脳卒中、父親が45歳でくも膜下出血、先の叔母の息子が49歳で事故(自動車内でヒーターを入れて寝ていて窒息)死、今回訴訟を起こすという叔父の長男が2歳で自動車事故死、その弟が49歳で転落死と、殆どが50歳を待たずに他界している。


何といっても祖父が46歳、父親が45歳とくれば、僕は、44歳か・・・って、若い頃は、ずーっと思ってたよね。


だから酒も煙草もやらなかった。


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やったのは、これだけ。にひひ



なんか、つまらないことを書いてしまったが、遺産問題なんて我が身に降りかかって見なければ、一生無縁のものだと思っていた。


僕も親父同様、あまり金に縁が無いようなので、とりあえず自分と家族の衣食住だけ満たせれば善しとすることにします。


降って湧いた金を貰ったところで、どうせロクなことがないだろうし。