そんなこと頼めるわけがない。
逆に心配される。
「美優おはよー!!今日は早いね!!」
理紗が元気に私を呼ぶ。
そにさえもイライラして。
親友にまでイライラして。
あの時言わなかった私が悪いのに。
理紗はなんにも悪くないのに。
「うん。」
それだけしか言うことができない。
最低だ。
理紗はどうしたの?っていう顔をして頭の上に「?」を浮かべている。
「美優?どうかしたの?ちゃんと頼ってよ?」
陽と同じ事を言われる。
理紗に言われるとイライラはどんどんおさまらなくなる。
「だ、大丈夫だから。もうすぐチャイムなるよ。」
理紗の「どうかしたの?」は気持ちのこもってないような気がする。
そんなのただ、気のせいなのに。
理紗、ごめん。
悪いのは私。それは分かってる。
けどごめん。私はやっぱり陽が好き。
この気持ちはないことにはできない。
こんなことが言えたらいいのに。
