みなさん、こんにちは
吉原です。
最近、寒くて冷え性がひどい、むくみが・・・
なんて方が多いので、むくみについてお話したいと思います。
まずはこんな場面を想像してみてください。
気持ちよくドライブをしているとき、どこか前方で工事をしているらしく
渋滞につかまってしまいました。
この渋滞から抜け出すには、工事を速やかに終わらせて、
そこの詰まりを取り除くことが唯一の解決策です。
この話を骨盤に例えると、妊娠した時を考えるとわかりやすいのですが、
妊娠すると子宮の中に胎児が宿るため、ただでさえ狭い骨盤の中は、
すごく混雑します。
すると、尿をためる膀胱が圧迫され、ひん尿になったり、
便の出口である直腸が圧迫され、便秘になったりします。
さらに骨盤内の混雑は、骨盤内を通っている流れにも影響を及ぼします。
骨盤の中には、下半身に血液を届けるために動脈、
下半身から血液を戻すための静脈とリンパが通っていますが、
リンパや静脈は圧迫による抵抗を受けやすいため、
骨盤内が混雑すると
↓
足から戻ってくる静脈やリンパの流れが滞り
↓
下半身が冷える・むくむ
ということが起こるのです。
そして、このような症状は妊娠だけでなく、胃腸の下垂などによっても
引き起こされることがあります。
胃下垂では、胃腸が骨盤内を圧迫するため、
妊娠時と同じように骨盤内が混雑し、ひん尿・便秘・下半身の
冷え・むくみなどを引き起こします。
一見、バラバラで関係なさそうな症状(便秘・むくみ・冷え等)も、
繋がっていることに気付きます。
すると、「便秘だから下剤を飲んで、むくむから脚をほぐして、冷えるから温めて…」
という対応ではなく、もっと根本的な原因に働きかける方法が見えてきます。
ゆったりんで整体をうけて歪みを正すのも対策の一つですが、
ひとつ、自宅でできるセルフケアの方法がこちら↓
①足は肩幅の倍くらいの広さにして立ち、つま先を外に45度くらいの角度に向けます。
②手は腰に当てて、膝がつま先より前に出ないようお尻を突き出しながら
③呼吸を止めず、出来るだけゆっくり(5秒くらい)と腰を落としていきます。
④戻す時も同じようにゆっくりと
⑤膝や腰に痛みを感じた場合は無理をしないように、1日10セットくらいが目安です。
他には、お腹を大きく動かす腹式呼吸や、ピラティス、ヨガ、太極拳など、
インナーマッスルである大腰筋を活性化するような運動をお勧めします。
これはリンパや静脈と、大腰筋の通り道がほぼ同じことから、
大腰筋の活性により、リンパや静脈の流れも活性化されます。
むくみ知らずのすっきりカモシカ足を目指しましょう!
(感じてわかる!セラピストのための解剖生理 参照)
↓ゆったりんHPへ
http://www.seitaiyasan.jp/yuttarin/index.html