昨日、池田クンに弱みを握られたせいで…
私は野球部のマネージャーになることに。
信じられない…しかも顧問の先生にマネージャーになりたいって言ったら
『池田の目当てで入った奴も止める程キツいから中途半端な気持ちで来るなよ』
なんて言われて…
うゎああぁああぁあぁあぁああぁ・°・(ノД`)・°・
私はやっていく自信がありません!
それでもしょうがないからやるのだけど…orz
「山崎ぃ~」
この声は…
「池田くん…」
ちょっと怨みを抱いてにらむ。
「おほっ怖え~~。そんな顔するなら言っちゃおうかなぁ?」
「いやいやいや!!止めて!本当すいませんでした!」
「ははっ、超おもろ!」
おもろ…って、こっちは真剣だぞヾ(。`Д´。)ノ
「あ、今日からさっそく晩飯よろぴこ!!」
「ちょっっ!」
「?」
「あんま大きな声で言わないでよ…!アンタのファンに殺される!」
「ファン?ウケるな!居ねえよ、そんなの~~」
いや、居るんですが。
彼はかなり鈍感なようで…( ̄_ ̄ i)
「じゃっ、マネ&晩飯がんば~」
…今日から、マネージャー??
うゎああぁ(;´Д`)ノ
しかも、
晩飯?
うゎああぁ(;´Д`)ノ
今おみくじ引いたら間違いなく大凶だな、うん。
「今日からマネージャーをする山崎です!ヨロシクお願いします!」
「おぉ~ヨロシク~。頑張って」
「なかなか似合うじゃん、そのTシャツ。」
なんと、マネージャーは野球部のオリジナルTシャツ
「一球入魂野球部魂」
と書かれた黒いTシャツと部員と同じの帽子をかぶるのだ…
ちなみにふたつともブカブカ。
「でかすぎでしょ」
「そこが萌えポイントなんじゃん?カワイ~よ」
いつものように軽く挨拶のように言う。
私の頬は真っ赤に染まる
「あ、照れてる?カ~ワイ~~♡」
「うっさい馬鹿!はやく練習しろ!!」
鈍感…というか天然?
部員達は校庭でハードな練習を続ける。
マネージャーは麦茶を用意したり
スコア表を付けたり
過去の試合表を整理したり
球を磨いたり
…
辛っっ!
うわぁハンパじゃないわ。
ダイエットに良いかも…(/_;)/~~
「ミーティングはじめるぞー」
「「はい!」」
「今日は新マネージャー仕事初日だった。今日1日頑張ってくれた。拍手」
「「うぇーい!おつかれー」」
恥ずかしいけど、嬉しいかも。
帰宅部だったしマネージャー良いかも知れない
「では、明日も練習があるので早く寝て疲れを取る事。解散!」
「おー!!」
「やまざっき~」
「何?池田」
「やまざっき~さ、何通?」
「バス通。」
「どこまで?」
「バスに乗って2駅目」
「近っっ!!」
「そう?」
「送ってってやるよ。自転車の後ろ乗れよ」
「いいの?」
「ん。ほれほれ乗れよ」
「さんきゅっ」
自転車の後ろに乗って校舎を見つめる
池田くんのこぐ自転車が誰かを追い抜いた時
「山崎?」
「…有沢?」
「何オマエ、マネージャー本当にやってんだ!?」
「まあね」
「へぇ~あれ、池田?」
「オス。」
「あれ?一緒に帰るんだ?」
「おぉ、送ってくんだ。近いから」
「へぇ~~あやしいなぁ♡」
「あやしい。って何がよ?」
「いやぁ、こうして見るとなかなかお似合いじゃないですか」
「はは、まじ?山崎つきあっちゃおか。」
「あり得ないから安心して?」
「お似合いだぜ?じゃあなー」
お似合い、か。
こんな言葉でも好きな人に言われると
辛い。
私が好きなのは貴方なのに。
貴方は私が誰を好きでも関係ないんだよね。
「…山崎」
「…ん?」
「泣いちゃえば?」
我慢してたのに。
そんな優しい声で言わないで。
まるで子供をなぐさめるように優しい声で…
「…っ…うっ、うっ…」
町を歩くひとが皆ふりかえって見てる
そりゃそうだよね、泣きながら自転車の後ろに乗ってるんだから
「山崎」
「ん…」
「俺の背中で顔隠せ」
「制服…ぬれちゃう…」
「別にそんぐらい良いよ。っつーか俺が泣かしたみたいで嫌なんだっつの!」
「はは…」
顔を背中にコテンと置いて隠す。
思ってたより背中が大きくて
男なんだなって思った。
風がスイスイ体を通り抜けていって
顔に体温を感じる
…気持ちいい…
「…い」
「…おい」
「…おい!!」
「ふぁい…?」
「オマエ、寝るなよ…死んでるのかと思った」
「死んでないし!」
「この辺?家」
「あ、うん。送ってくれてありがと」
「おう、じゃなっ」
自転車をこいでもう先に行ってしまう
「山崎ぃ~」
「ん~?」
「辛いんならいつでも俺んとこ来いよ~今日は疲れてるみたいだから晩飯は良いや!!」
「…ありがと!」
「アイツなんて止めて俺に乗り換えちゃえよ」
冗談なのに顔が見えないからかな。
声が真剣に聞こえちゃって何も言えなかった
「冗談だよ~~、じゃな~~」
「最ッッ低!!」
貯めてた涙、
池田くんが全部全部すいとってくれたみたい。
『なかなかお似合いじゃん』
またあの声を思い出す。
ズキン
と心が痛くなった。
恋なんて、やめられたら良いのに…
「山崎、飯一緒にくわね?」
お昼休みだった。
一緒にご飯を食べようと言われ屋上に来ていた
屋上は普段ひとがあまり来ない。
彼はてすりに手をかけ何か思い詰めている
私はその姿を見ながら焼きそばパンを食べる
「なぁ、山崎」
「なんだ有沢」
「あのよ、俺さ」
「うん」
「告白しようかな」
「はっ?!」
「春川さんに」
「え。ええ?何で?」
「せっかく同じクラスになったんだしもしかしたら、付き合えるかもしれないしさ」
有沢はモテる。先程説明したよう彼は人気者なのだ。
私は気付いてしまったのだ。
春川さんが有沢にむける熱い視線に…
このまま告白して付き合ったら、私は終わり。
ジ・エンドなのです。
なんとしても阻止せねばー。
「いやぁ、やめとけば?」
「なんで?」
私の言葉に驚いた様子の有沢
「だって、フラれた終わりだよ?彼女にもっとアピールしてからの方が良く無い?」
「うーん…」
「それも、そうかもな」
「でしょでしょ!?絶ッッッ対そう!!」
「うん、アドバイスありがとな!じゃっ」
私の言葉を聞いて笑顔で帰って行く有沢
告白は阻止できたけど…
空しい…しかも有沢の恋の邪魔してるなんて、嫌な気分…自己嫌悪。
有沢と仲良くなれば、なるほど。
近づけば、近づく程。
彼は春川さんが好きという事を痛い程思い知らされて
私を友達としてしか見てない、という事を思い知らされて
ー正直、辛い。
涙がボロボロとこぼれ落ちる
誰も居ない屋上。
1人泣きながら焼きそばパンを食べる
「へへっ、超惨め…焼きそばパンしょっぱ…」
「可哀想に…」
「でしょ?……えっ!?」
誰!?
何と死角になっている所にクラスメイトの
「池田 翔太」(いけだ しょうた)が居たのだ。
コイツは野球部のエース。結構モテるし優しいし
頼み事は断れない、皆の絶対的信用を持つ好少年なのだ。
「いつから、そこにー?」
「最初から」
「…え?」
「有沢の相談から『私ッて惨め』発言までッス」
「え、ぇえぇえぇ!?」
「ほ~山崎って有沢が好きなんだぁ~~」
「ち、ちがうちがうちがうっっ!!」
「嘘つけぇ~。みちゃったよ~~」
「うぅ……お願い!何でもするから言わないで!!」
「何でも?」
「何でも!!」
「ほ~~~~~~~ん」
ハッ!!と、嫌な予感。
ニヤっとイタズラな笑顔…
「じゃあさ~まずは野球部のマネージャーになってくんね?」
「ええええ!?ムリムリムリムリ!!」
「言っちゃうよ?今マネージャー居なくて大変だし~女が居たら皆のモチベーションも上がるし~」
『言っちゃうよ?』の一言が重い…
「…分かったわよ…」
「いえーい!!やりぃ!!」
「次はね、俺の晩ご飯毎日作って!」
「はっ!?2個もあるの!?しかもなにそれっ」
「え。言っちゃうよ?うん、俺ひとりぐらしでカップラーメンも飽きちゃったからさ」
『言っちゃうよ?』なんて強い言葉なの…
「じゃ~明日っからヨロシク~~~♪」
こうして私は、
何故か野球部のマネージャー兼池田翔太の晩ご飯係になってしまったのだった…
お昼休みだった。
一緒にご飯を食べようと言われ屋上に来ていた
屋上は普段ひとがあまり来ない。
彼はてすりに手をかけ何か思い詰めている
私はその姿を見ながら焼きそばパンを食べる
「なぁ、山崎」
「なんだ有沢」
「あのよ、俺さ」
「うん」
「告白しようかな」
「はっ?!」
「春川さんに」
「え。ええ?何で?」
「せっかく同じクラスになったんだしもしかしたら、付き合えるかもしれないしさ」
有沢はモテる。先程説明したよう彼は人気者なのだ。
私は気付いてしまったのだ。
春川さんが有沢にむける熱い視線に…
このまま告白して付き合ったら、私は終わり。
ジ・エンドなのです。
なんとしても阻止せねばー。
「いやぁ、やめとけば?」
「なんで?」
私の言葉に驚いた様子の有沢
「だって、フラれた終わりだよ?彼女にもっとアピールしてからの方が良く無い?」
「うーん…」
「それも、そうかもな」
「でしょでしょ!?絶ッッッ対そう!!」
「うん、アドバイスありがとな!じゃっ」
私の言葉を聞いて笑顔で帰って行く有沢
告白は阻止できたけど…
空しい…しかも有沢の恋の邪魔してるなんて、嫌な気分…自己嫌悪。
有沢と仲良くなれば、なるほど。
近づけば、近づく程。
彼は春川さんが好きという事を痛い程思い知らされて
私を友達としてしか見てない、という事を思い知らされて
ー正直、辛い。
涙がボロボロとこぼれ落ちる
誰も居ない屋上。
1人泣きながら焼きそばパンを食べる
「へへっ、超惨め…焼きそばパンしょっぱ…」
「可哀想に…」
「でしょ?……えっ!?」
誰!?
何と死角になっている所にクラスメイトの
「池田 翔太」(いけだ しょうた)が居たのだ。
コイツは野球部のエース。結構モテるし優しいし
頼み事は断れない、皆の絶対的信用を持つ好少年なのだ。
「いつから、そこにー?」
「最初から」
「…え?」
「有沢の相談から『私ッて惨め』発言までッス」
「え、ぇえぇえぇ!?」
「ほ~山崎って有沢が好きなんだぁ~~」
「ち、ちがうちがうちがうっっ!!」
「嘘つけぇ~。みちゃったよ~~」
「うぅ……お願い!何でもするから言わないで!!」
「何でも?」
「何でも!!」
「ほ~~~~~~~ん」
ハッ!!と、嫌な予感。
ニヤっとイタズラな笑顔…
「じゃあさ~まずは野球部のマネージャーになってくんね?」
「ええええ!?ムリムリムリムリ!!」
「言っちゃうよ?今マネージャー居なくて大変だし~女が居たら皆のモチベーションも上がるし~」
『言っちゃうよ?』の一言が重い…
「…分かったわよ…」
「いえーい!!やりぃ!!」
「次はね、俺の晩ご飯毎日作って!」
「はっ!?2個もあるの!?しかもなにそれっ」
「え。言っちゃうよ?うん、俺ひとりぐらしでカップラーメンも飽きちゃったからさ」
『言っちゃうよ?』なんて強い言葉なの…
「じゃ~明日っからヨロシク~~~♪」
こうして私は、
何故か野球部のマネージャー兼池田翔太の晩ご飯係になってしまったのだった…