月光の馬鹿…
人があんだけ頑張って作った弁当さまさまを
「オマケ」だぁ?
何言うとんじゃ馬鹿月光ヾ(▼ヘ▼;)
何アイツ「デリカシー」ってものが無い訳?
月光って何かあれなのよね。
何か無駄にツンツンする。
ツンデレっていうかツンツンツンツンツンデレぐらいだ。
いっつもツンツンツンツンして
ごくごくたま~にデレぐらいじゃ。
謝っても許さないんだから!
♪~♫~♫
あ、電話着た。
月光か。
嫌な奴から電話きてしまったぜバカヤロォヽ(`Д´)ノ
しょうがないなあー。
空「あい、もひもひぃー?」
月「空?今日はごめん、何かイライラしてて」
うっ、文句の1つでも言ってやろうと思ったのに
そんな素直に謝られてしもうたら!!
空「別にだいじょうぶだぉ~ん!気にしてないみたいなノリでし」
月「…?空なんか変じゃない?」
空「変って何がぁ?」
月「酔ってる??」
空「よってないよん☆お酒なんてのみません~」
月「熱があるんじゃ?」
空「無いんじゃね?あー…ダルいわ。うん」
月「やっぱ熱あるんじゃないの!?お母さんは?」
空「残業なう」
月「今からそっち行こうか」
空「ん~…大丈夫。じゃ、電話料金高くなると怒られるから切るよ~」
月「あ、まっ…」
プーップーップープー
…そっか。熱があるのか。
どうりでボーッとする訳だな。
あ~
何か涙出てきちゃうな
風邪の時ッて何か心細い。
寂しいな…。
お母さん今日仕事おそくって
明日の夕方帰ってくるとか言ってたし。
あ~。ダルイ。
誰か…
うっすら意識が遠のいてく。
眠い_。
「……月光…」
思わず誰かに助けを求めたくて
名前を呼んじゃう。
…なんで月光?
お母さんの名前でもなく
日光の名前でもなく
友達の名前でもない
何で
月光ー?
「なに?」
あるはずの無い返事。
空「!?」
ガバッと身を起こす
空「月光!?」
月「うん?」
空「なんで居るの!?」
月「心配になって管理人さんに鍵開けてもらったらオマエ何か自分の部屋の床に倒れてるし。」
空「え?!床!?」
月「死んでるのかと思ったし!したら寝てたからとりあえずベットに。」
空「ベットに運んでくれたの!?しかも氷枕まで…」
月「ほっとく訳にいかねえだろ。体温測ったら40度あるし。」
空「測ったの!?わわわ脇に入れたの!?」
月「あ?うん。」
空「◯×♨☎~~~~!」
月「落ち着け。服の上からだよ…」
空「あ…」
月「心配しなくてもオマエの貧弱な体見たって何も思わねえよ」
空「し、失礼な!」
月「元気そうだな。」
空「ちょっと楽になったかも。」
月「ご飯作ってやっからもっかい体温はかってろ。」
やっぱり月光ってたよりになる!
いつもスーパーマンみたいに助けてくれて。
怒ってたのに今は感謝の気持ちでいっぱいかも。
でもさっき
『月光』
ってつぶやいちゃったのが気になる。
何で
『日光』
じゃなかったのかな
…どうでもいいな!
電話で月光が行ってやろうか的な事いうから
月光だったんだな。
もし電話してるのが日光だったら
日光の名前をいうでしょ!
うん。絶対そう!
月「飯。」
空「わ!あ、ああ。ありがとう。」
…うどん?
空「ウチにうどん何てあったっけ…?」
月「お前が寝てる間に買ってきた。」
月「オマエうどん好きだし病人が食べても大丈夫だろうと思って」
空「ありがと…」
あったかいうどん。
ネギと卵と麺が入ったシンプルなうどん。
シンプルだけど、美味しそう。
空「私がうどん好きッて覚えててくれたんだ。」
月「だって小学校の頃給食でメチャクチャ食ってたじゃん」
空「あぁ~!そんな昔な事まで!」
空「月光って私の好きなもの知ってるし助けてくれるしホント…」
月「ホント?」
空「私の事大好きだねっ!」
月「~~~っ!?」
びっくりした顔で正座して後ろ向いちゃう
空「げっこ~~?」
月光ってクールに見えるのに
意外に優しくて
それで
かなりの照れ屋さん何だよね!
メッッチャ面白い( ´艸`)
月光の顔が見たくて
正面に行ってみる
空「げっこー!」
月「!」
月「ば、ばか!あんま近づくな俺にお前の汚い菌がうつるだろ!」
と、突き放されてしまう。
空「ちぇ~~」
月「じゃ、帰るわ」
空「えぇっ!帰っちゃうの!?」
月「うん」
空「病人を1人置いてって心が痛まないのか己は!?」
月「そんな元気な病人居るかよ」
月「で、何度だった訳?」
空「36.9…」
月「微熱。平気っしょ」
空「うわーわあーあ私が月光が帰った後、急に熱出して倒れて死んじゃったら月光のせいだからね~!」
月「…しょうがねえな。明日になったら帰るからな」
空「やったっっ!」
ラッキー!
1人は寂しいし暇だし。良かった
空「それでねー、シーフードちゃんがねえー」
月「…元気そうだな。」
空「え?うん」
月「じゃ帰るわ」
空「えぇっ嫌だ!」
月「元気そうじゃん」
空「いやいや本当は凄い辛い!」
ちからこぶを作ってみせる(いや、作れてないけど…)
月「大体さぁ…」
月光がため息をつく
空「?」
月「こんな夜中に密室で男女が居て身の危険とか考えない訳?」
手首をつかまれて
顔が近い。
空「うん。」
月「何で言い切れる訳?俺だって男だよ。襲うかも知れないじゃん」
空「しないよ。」
月「…は?」
空「月光はそんな事しないよ、絶対」
月「…なんで」
空「信じてるから。」
月「…男を甘く見てると痛い目あうぞ」
バタン
帰っちゃった…
月光が急にあんな事言うなんて。
でも、確かにそうかも知れない
夜中に男とこんな狭い部屋で2人きり
しかも私は風邪気味で弱ってる。
…まあ、月光はそんな事しないけど。
~~~~かえりみち~~~~
『信じてるから』
…どこからそんな自信湧いてくるんだろう。
危険だ。
年頃の男女が2人で夜遅くまで密室なんて。
空が俺を信じてても
俺が俺を信じられないんだ。
好きな女と夜遅く2人で部屋に居て
何も思わない馬鹿が居るもんか
世の中には
後先考えない本能に生きるスーパー馬鹿が居るんだ。
例えば……
日光のような。
もし俺じゃなく日光が部屋に居たら
キスとか、ハグとか…それ以上…とか…
とにかく日光以外でも!
危険だ。
馬鹿じゃなくても危険だ。
月「ただいま」
日「どこ行ってたんだよ不良少年(`×´)」
月「空の部屋」
日「…あ”?」
月「オマエの彼女の部屋だよ。」
日「な!オマエ何したんだ!」
月「ふー…何もしてないよ。日光じゃあるまいし」
日「ごまかすな!言え!」
月「空に電話してたら何か様子がおかしかったから」
日「ふむ。」
月「心配になって家に行ったら空が倒れてたから」
日「は!?助けねえと!」
月「離し聞け馬鹿。」
日「うっ…」
月「看病して帰ってきた。」
日「なななな何で俺に知らせねえんだよぉ!」
月「は?」
日「そーやってまた良いとこ取りかよ…」
月「また?」
日「屋上の時とか…その他もろもろ」
月「オマエ、電話の着信履歴とメール見てみ」
日「…?」
日「!おわ、オマエからめっちゃ電話とメール来てる!」
月「その頃何してたの?」
日「あの…その…お昼ね(●´ω`●)ゞテヘッ」
月「オマエはホンット間が悪いな…」
日「ほっとけバーカ!」