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一言居士21+α

欧米や国連が懸念するほど、日本の言論・報道の自由は危ない状況です。
そんな老婆心から立ち上げたのが「一言居士21」です。
40年余りの記者経験による直感と近現代史の視点から、
気ままに放言していきたいと思います。
(2016年4月、原則として敬称略)

米中対立は日本の政界にも大きな影響を及ぼす可能性がある。

 

日本外交は「安全保障は日米安保体制」、「経済は米中二本柱」というスタンスを取ってきたが、台湾を巡って武力紛争に発展すれば旗色を鮮明にせざるを得ない。当事者である日本が態度を曖昧にすることをバイデン米大統領は許さないだろう。

 

そうなると、与党議員各自の立ち位置によって亀裂が生じることは不可避となる。大別すると次の3つのグループに分裂すると予想される。

 

<第1グループ> 安全保障も経済も米国の「純粋親米派

<第2グループ> 安全保障は米国、経済は米中双方の「親米&親中派

<第3グループ> 安全保障は中立、経済は中国重視の「ほぼ親中派

 

すでに純粋親米派からは中国に近いグループに対して「媚中派」などといった批判が起きている。昨年春、習近平主席の国賓待遇での訪日を巡って訪日反対の声が沸き起こったのは記憶に新しい。それも無理はない。もし台湾戦争で日米合同軍が敗れれば彼らは要職から一掃されるからだ。

 

実際には、第2グループの「親米&親中派」が自公で多数派であろう。自民党の最大スポンサーである経団連野党の多くもこのグループに属する。

 

確かに、経済力・軍事力で米国が優位にあった時代はこのグループが安定性・信頼性の両面で正しかった。だが、経済力・軍事力両面で逆転するなかで、その軸足がズレていく恐れが出てきた。

 

いわば安全保障は米中(または東アジア地域安全保障)、経済は米中双方の「安保中立&経済米中派」といった新機軸が必要になるかも知れない。親中派は歓迎するだろうが、純粋親米派の反発は強まるのは必至である。

 

第3グループの「ほぼ親中派」にとってはウエルカムだろう。二階幹事長や公明党がこのグループに属しており、自公連立政権の波乱要因になる可能性もある。

 

台湾有事は米中パワーバランスの逆転を早めるトリガーになるが、いずれにしても東アジアでは時間の経過とともに中国が優位になるわけで、従来の政党の“縦割り”から“横割り”日本の政界再編に多大な影響を与えることになろう。

 

兵庫県北部の山間地に位置する養父市は国家戦略特区で唯一、農地を株式会社が売買=農地転用できる特区に指定されている。

 

そしてまた、あの竹中が会長を務める人材会社パソナが参加していることでも知られている。言うまでもなく菅義偉の元上司にして、国家戦略特区など利権がらみの政府委員会のメンバーで居続け、利益相反などのが問題視されている。

 

菅総理

 

この養父市特区が始まって5年が経つが、成果が出ていないにも関わらず、菅政権は期間をさらに2年延長しようとしいているのだ。

 

何か変だ、と考えるのが自然だろう。

 

これに疑問を抱いた立憲民主党の田名部匡子議員は4月5日(月)の参院決算委員会で食糧安全保障の観点から坂本哲士地方創生担当相と菅総理に質した。

 

「企業が農地を所有したら農地転用できてしまう。(転用後に)何に使われるか分からない。違法転用3000件から4000件もあるある。その事実を受けて農家の皆さんは『何かあったらどうするんだろう』と心配している。いきなり企業が参入して自分たちの利益が上がったかも知れないが、その地域が豊かになるとは思わない。」

 

これに対して坂本大臣は次のように答弁した。

 

「農地を企業=株式会社が売買できるということで国家戦略特区に指定されているが、これは10ある特区のうち養父市だけが手を挙げた。養父市だけで1.6ヘクタール(農地)売買が行われたが、それを全国的にした場合にどんな課題、ニーズが出るのかもう少しさまざまな調査をすることにした。」

 

坂本地方創生相

 

また菅総理は、役人の書いた答弁書を朗読した後でこう述べた。

 

「私は第二次安倍政権のなかで、農業改革、農協法改正を60年ぶり、森林法改正、漁業法改正を70年ぶりに行ってきた。それはやはりそこで働く皆さんの所得を拡大していくためには必要だと思って取り組んできた。」

 

さて、菅総理のいう「そこで働く皆さん」とは具体的に誰を念頭においているのだろうか?➡竹中パソナの社員?

所得」は最終的に誰が懐に収めるのだろうか?➡竹中パソナ?

 

「2年延長」とは即ち、竹中パソナの特権を得る期間を拡大したのではないか、と勘ぐりたくなるのだ。なんといっても、元上司であり先生なのだから総理になっても頭が上がらない・・・?

 

 

日本政府が掲げる「指導的地位に女性が占める割合30%にする」という目標達成が遅れているなか、当の菅内閣の閣僚での女性割合に焦点が当たった。

 

きょうの参院予算委員会で、立憲民主党の宮沢由佳議員は菅総理と麻生財務相に質した。菅総理は役人の答弁書を読んだだけなので割愛する。麻生大臣は、金融の世界で活躍する海外の女性4人を名を挙げてこう評した。

 

女性だから光っているのではなく、有能だから光っている私はそう思っている。」

 

菅内閣の閣僚数は20名、政府の目標をそのまま提供すると30%=6名の女性閣僚が必要となる。しかし現状、女性閣僚は上川陽子法相大塚(旧姓:丸川)珠代五輪相2人=女性割合10%と3分の1に過ぎない。

 

この事実に“麻生理論”を当てはめると、<自民党と公明党には「有能で光る女性議員が足りない>ということになろう。もっとも、大塚(旧姓:丸川)五輪相は従順でわきまえた女性であって、「有能で光る」なんてとても思えないのだが・・・。

 

菅総理による初の解散が4月にもある?という「4月解散」説が囁かれている。

 

2021年度予算案は衆院優越規定で年度内の成立が確定し、4月前半とされる日米首脳会談でバイデン大統領との親密ぶりをアピールできる。新型コロナも極端なリバウンドがなければ支持率に大きく影響しそうにない。

 

筆者も4月の可能性はあると見ているが、その一番の理由は菅総理が度々口にする「仕事をしっかり行っていきたい」にある。ここでいう「仕事」が何を念頭に置いているかがポイントだ。

 

それはズバリ、「デジタル庁」の実現であろう。

 

焦点は、「デジタル改革関連5法案」の法案成立を以て「しっかり行った」と考えているのか、実際に官庁としての「デジタル庁設置」を見届けた段階で「しっかり行った」と見るのか否か、にある。いずれにしても、7月に都議選、9月5日まではオリンピック、パラリンピックがあるので、7-8月の解散は無理だ。

 

前者であれば、永田町の説と同じく「4月解散」となる可能性が高い。しかし後者であれば、デジタル庁の発足は9月1日が予定されているので、「9月以降の解散」ということになる。

 

菅の自民党総裁としての任期は辞任した安倍前総理の任期を引き継いだため9月30日で満了する。10月21日には衆院議員の任期が満了する。ここからは「情勢を見て考える」(菅)ことになる。

 

要は総選挙の勝敗だが、野党の支持率が伸び悩んでいる情勢下では、多少の議席減でも自公で絶対多数244議席を守れば「勝利」と言えるわけで、総裁選は不戦勝になる可能性が高い。もちろん、任期満了の衆議院選はなくなる。

 

すなわち、デジタル庁設置を実現したら早々に解散に打って出ると見てよい。選挙に勝って文字通りの「本格内閣」となれば、「仕事をしっかり行う」ために次の総裁任期満了まで解散はしないだろう。

 

小池百合子都知事は今年の総選挙に出馬しなければ、国政復帰(衆院議員)➡自民党総裁・総理大臣への路は絶望的になりかねない・・・。

 

 

ガースー菅の長男が務める東北新社が2017年3月期の時点で放送法の外資規制に違反していたことが判明した。

 

きょうの参院予算委員会立憲民主党の小西議員が質したのに対して、総務大臣が認めた。務官僚時代、放送行政を担当した小西議員は、放送法103条1項にもとづき認定をなぜ取り消さなかったのか、と追及した。

 

ガースー菅総理は困り果てたのか、っていた・・・。