麻生財務相=日本にきちんとした公文書館がないのは、「岩倉具視の手抜き」 | 一言居士21+α

一言居士21+α

欧米や国連が懸念するほど、日本の言論・報道の自由は危ない状況です。
そんな老婆心から立ち上げたのが「一言居士21」です。
40年余りの記者経験による直感と近現代史の視点から、
気ままに放言していきたいと思います。
(2016年4月、原則として敬称略)

森友学園事件での財務省の「記録」や、自衛隊の「日報」など、公的文書の破棄・保存が問題になっている。

 

そうしたなか、きのう25日の参議院・財務金融委員会で大塚耕平氏(民進党・新緑風会)は、「我が国の大きな問題は、米国などと比べると過去を検証しにくい国だな、と思います」として、こう指摘した。

 

「もちろん、米国にも良い点、悪い点、いろいろありますが、特に公文書関係の記録というのは、外交文書も含めて、ある一定期間がすぎるとビックリするような事実が出てくる。これは民主主義国家として見習うべき点だと思う。(中略)米国と比較すると、我が国はかなり改善の余地が大きいと思いますので、役所の人も含めて、日本の国家としてのクオリティを上げていく必要があるので、それぞれ注力して頂きたいと思います。」

 

これに対して、麻生太郎副総理・財務大臣は、「日本にはきちんとした公文書館がない。何なんでしょう。おかしいと思いませんか。これは岩倉具視の手抜きだと確信しいてますよ。」として、こう続けた。

 

「(岩倉使節は欧米で)絵画館も美術館も見た、みんな見たよ。だけど公文書館を見るのを忘れたんだよね。俺の祖先の大久保利通も行っている、伊藤博文も行っている。だけど公文書館に行ったという記録は残っていませんから。見なかったんですよ。だから公文書館は明治以来この方、余り重要視されてこなかった。そうした歴史的をわれわれは知っておかなければいけない。」

 

麻生氏によると、「きちんとした公文書館を造ろうとして議運(?)で動き出しつつある」そうだ。「そこでは紙で残そうというが冗談じゃない、今はAI(IT)があるので、図書館はあるがきちんとした公文書がないのは事実なんで、これは与野党で考えていかないと、コンピュータ化してやっていかないと、と思っています。」