新字源改訂新版について。最初書店で箱から本体を出すと思わず「え?!重い」と思った。新字源は片手で軽くもてるのに、中身はとっても濃い内容というこれまでの使用感が改訂新版ですっ飛んだ。角川に限らず、小型漢和辞典はこうなっていくのだろうなーと買った辞書を行きつけの喫茶店で開いてみて浮かんだ。もう、中型漢和辞典は世にでないような気がする。理由は、売れないから。採算ギリギリの部数も売れないような気がする。中型漢和辞典を理解してくれる人たちが歳をとり、取り扱いに困ってしまうことと、新たな購入者は微小しか増えないだろうからだ。なので、新字源改訂新版(小型漢和辞典)は中型辞典並の親字数1万3千。熟語10万(大型漢和辞典もおおよそ10万)にしたのだろう。*実際わからない漢字の調べものをすると、大修館書店の広漢和辞典(4巻)くらいはないと駄目なんだが…。

 

1968年初版の新字源が2017年の改訂新版を発行はこれからの色々困難が待っているなか出されたものとなることだろう。中については、う~ん出そうと思ったものはやめておくことにする。辞書づくりは大変な仕事である。