私は、最初から電子本で世に出されるものに興味がある。紙のものを電子本にしたものではないから、PCやスマホのようにページからあらゆる角度から動画も見られ音も聞けるものに例えば漢和辞典でやれればいいなぁーと思っている。それともいうのも甲骨文字他の古い資料は実物を見ながらの方が線画よりもいいし実物と線・動画がページにあればもっということない。当然、そのことに関して深く知りたければハイパーリンク(こんな言葉は死語かな?(笑))で別の電子本へ飛ぶことも行える…。何だったら出てくれれば重要語・文法の説明で著名な学者が中国語で話してくれるのもいいなと思う。紙の本は紙で作られた枠があるので、その枠の印刷されたものと電子的な枠に移行したものに本質的にはそれほどの違いは無いように思っている。新しい電子本はCloudにあるものを自分のところまで呼び出す形で始めるのがイメージだ。マイクロソフト365のサブスクリプションをイメージすればいい。発音と会話のパートを契約する人、中国文学を契約する人、私のような小学(字の字形・字音・字義に関する研究)と漢文を契約する人、受験用・漢検用で使う人、それぞれ使う内容から契約すれば価格差の問題もある程度何とかなるような気がする。

 

これから朝書いた日本語辞書の制作に日本語コーパスを使うことや、端っから電子本を作る技術的なことは、これから辞書の編集を出来る学者を出版社単位で集められるか確保できるか?それはどうなのかなーと思っている。最初から電子本で作ることで多くの研究者や凄腕の編集者を集め編纂していく完全電子本は5年に訂正再版を出すくらいのペースならやれそうな気がする。

 

そういう与太話を朝の分とあわせて、頭に浮かべて笑みが出てくれれば嬉しい。