かなり前に決まった新路線の工事で揉め事になった知事が不適切な発言で辞任することになった。辞任することになったら、退職金のことまで口をはさむ人たちも出てきた。規定があるのだから関係ない人がどうして文句を言うのかわからない。人口が減っていくなか労働者の確保が社会問題になっている。その環境で、新しい交通機関が語られているほどの経済効果があるのか路線を見ても私にはわからないところがある。計画されていた当時、現在のような通信回線を使い面談できることは考慮されてはいなかっただろうから、わざわざ相手の所へ行くよりもネットで交渉をする方が、時間・費用の点でも内容をつめる点でもいい時代になり、そんなに無理して急いでやらなければならない理由はどれくらいあるのだろう?東海道新幹線が自然災害で不通になった時のために必要だというが、もしも地震がその原因であったら、人の移動よりも物の移動を担う交通手段の方が議論すべきことのように思う。なぜなら、東海道新幹線は至る所で不通になることだろうから…。関係ない人には関係ない話である南アルプスの自然環境・水の問題も、なにか大きな問題が発生することでいつも通りこの国の偉い人たちは、「想定外でどうにもならない」で済ますことだろう。それはそうだ事前にわからなかったことであるなら想定外だろう。しかし、壊れた理由ははっきりしているのなら、しらっと想定外なのですで終わる話なのか?辞職する知事の評価よりも、新しい交通機関が始まった時に、何にもなければいいけどと思えることを作ってくれたことはありがたい。何も起きないことはないだろうと今から思うので…。