ふながたの海 | 一望千里

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田舎ぐらしを通じて、自給自足への挑戦をしながら、野菜作り、山菜取り、海釣りなど、日常の出来事を記事にしてお知らせします。

昨夕、6時半から東日本大震災に合わせて新地町の船方や住民が声優として出演する

アニメ「ふながだの海」のが試写会が町の観海ホールで行われたので見て来ました。

”ふながだ”とは船方の訛った言葉です。

 

 

内容は津波と原発の被害に苦悩する漁民(船方)の姿をアニメにしたものですが、

友人の小野春雄さんをモデルにしたとも言われるものです。

当然、本人も出演しますが今も一緒に船方として春雄さんと漁に出ている

元東北大学教授で日本民俗学会会長でもある川島先生も声優として出ており

出演者の殆どは顔見知りの人達で、主役は俳優の大地康雄です。

映像の中には震災前の街並みや景色が出て来て郷愁に誘われます。

監督はヒロシマの紙芝居作家のいくまさ鉄平氏で福島第一原発をテーマにした作品を

9作品公開しているようです。

 

この作品は原発によって汚染された海に向き合う漁民の姿を

テーマにしており、やっと本格操業再開となった今再びトリチューム汚染水の

海洋放出に反対する姿を浮き彫りにしておりますが、

会場に足を運んで感じたことは汚染水放出を目の前にして

漁民の強い反対姿勢が感じられません。

一部の漁民が騒いだとて政府や東電には立ち向かうことは出来ません。

県漁連だけでなく水産加工業者なども巻き込んで行くべきなのですが、

どうもそのパワーが感じられないのです。

しかも後援もしていないし、この試写会も新地町の漁業関係者の一部の人しか

観賞してないように思います。

トリチュウム問題は福島県の漁民だけの問題ではない筈なので、

全漁連からも強く抗議の声が上がってしかるべきなのでは・・・

 

 

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