- ララピポ/奥田 英朗
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さぬき市志度図書館で借りてきました。
ドタバタである。そして、エロい。
作中の人々の、あまりの倫理観のなさに
「神は何故、この者たちに生を与えたもうたのか?」
と作中で登場人物がつぶやく。
いや、ヒトも、ただの動物だと思えば、エロを生業に生きていくこの人たちは、ヒトの原点なのである。動植物が生きる目的は種の保存なのだから。
これに、倫理観とか、責任感とか、いわゆる「教育」なるものを与えて初めて「ヒト」は「人」になる。
と、こんなことを書いてふと思ったのだが、
最近は「倫理観」とか「責任感」とかは教えずに、受験勉強ばかり教えているのではないのか?
だから、受験勉強ばかり教えている学校で落ちこぼれたヒトは、サルなみのヒトのままなのだ。
援助交際したり、人を襲ったり。
また、受験勉強第一に「倫理観」とか「責任感」を養ってこなかったヒトもまた、問題を起こすのだ。
家族を殺したり、「KY」だったり。
うちの子供たちが小学生のころ、小学校は
「学校は勉強(だけ)を教えるところで、生活習慣や心は、家庭で育ててください」
と言い放った。
いや、もちろん家庭教育もがんばりますが、なにしろ昔のように立派な親ばかりではないので(もちろん私も)、立派な教育を受けた学校の先生が、子供たちに、すばらしい人間としてのお手本を示してくれてもよかったのではないかと、思うのです。 よ。
でも、昨今の報道を見ていたら、「センセイの言うことをよく聞きなさい!」とは言えなくなってきた。
小学生相手にわいせつ事件を起こしたり、いじめ自殺があっても、責任逃れに必死だったり。
こんな人の言うことを聞いていたら、とんでもないことになる。
と、ここまで書いてきて
ゲンダイの日本はみんな、一皮剥けば、「ララピポ」の人たちと大差ないのでは、 と思えてきた。
「今年はねずみ年ですからね、 ねずみはコツコツやりますよー」と、小学生並みの言語能力を披露したどこかの国の総理大臣も。