杜氏 | 春はあけぼの

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趣味の話をつらつらと

最近、酒ネタが少なかったですね。

うちの店で出すお酒の銘柄が固まってきたので、紹介するものがなくなってきました。


そこで、家にある本から、いろいろ薀蓄を抜き出して紹介できたら、と思います。



さて、酒造りって、男がやるものだと、なんとなく思っていたんですが、(よく、「神聖な場所に女が入ってくるな!」みたいなしきたりがあったりするじゃないですか)


でも、焼酎界って、けっこう女性の杜氏とか社長とか、多かったりするんですよね。


で、


乙に愉しむ本格焼酎―旨い焼酎を求めて南へ。

この本にこんな記述がありました。



酒造りは主婦の仕事


昔の酒造りは、主婦が行っていた。杜氏という言葉も刀自(=主婦のこと)が由来だともいわれている。男は酔うと口が軽くなり、秘法を漏らしてしまう恐れがある。先々、ほかの家に嫁ぐ娘も適さない。こうした理由から、酒造りは代々嫁に伝えられていた。現在も主婦が杜氏を担う蔵元が存在する。


 

伝統芸能の世界だと、一子相伝(奥義をわが子のひとりだけに伝えて他にもらさぬこと)なんて言葉があったり、男子に制限されたり、何かと女性が差別されがちなんですが、ここでは、「代々嫁に伝えられていた」って、言うんですから、なんだか嬉しくなってしまいます。