- 伊坂 幸太郎
- 魔王
タイトルに惹かれて、さぬき市立図書館で借りてきました。
この本をテーブルの上に置いていたら、うちのオヤジはすぐさま手に取り、
「なーんだ、全然関係ないじゃん」
と一言。
芋焼酎の「魔王」のことじゃないことくらい、私はわかっていましたけどね。
伊坂幸太郎の本はまだ読んだことがなくて、でも人気があるということは聞いていたので、どんなものかと読んでみました。
結果。
うーーーん。
今現代の、日本人の思考傾向というか、社会現象について、思いっきり著者の考えが登場人物の口で語られている本でした。
フィクションなんだけれど、今の政治情勢と重なるところがあって、まあ、こういう考え方もあるな、そうだな、と思うところもあれば、でも、今進行形の出来事であるから、著者の考えをこうも断定的に言い切れる段階ではないのではないか、作家が意思表明するにしては青臭い内容なのではないか、と思った次第です。
著者は1971年生まれだそうだから、まだ若いですね。
若い作家が書く本は新しい挑戦があっておもしろいけれど、「小説としてはどうなのよ!? 何が言いたかったわけ?」と思うこともしばしばです。
ただ、マスコミの言うことなんかに扇動されずに、自分の頭で考えて考えて考え抜け!
と言いたいための本だったのかな。それならわかる。