
- 著者: 田尾 和俊
- タイトル: 団長の事件簿「うどんの人」の巻 ―超麺通団2
さぬき市立図書館で借りられます。
県外の人はあまり知らないかもしれないが、「讃岐うどん」と言えば、必ずセットで現れるのがこの田尾和俊というおっさんである。
ママがコラムを書いている「TJ kagawa」の前身、「タウン情報香川」の元編集長でのちに元社長。うどんブームの火付け役、というか、うどんブームの放火魔、というか、うどんブーム そのものをずっとしょって立って、全国区に広めた うどん 伝道師 の、自伝的お笑いエッセイ。(なんとかー?)
タウン誌立ち上げ時の武勇伝、二十年前、香川の中高生を虜にし、今では伝説となった「文化人講座」の全貌、その後、香川を舞台に大活躍した牛プロダクションの輝かしい芸能活動、そして、讃岐うどんブームの発端になった探訪記「ゲリラうどん通ごっこ」、と内容はもりだくさん。
田尾さんの自伝的エッセイでありながら、香川の若者文化の歴史をちょっとだけいじりながら、讃岐うどん界の若手スターたちをてがいつつ、有名人のナンちゃんや勝谷さんの名前をポツポツと効果的に入れながら、全編にふんだんに散り ばめられたベターなダジャレが、香川の田舎テイストを的 確に伝えていて、やっぱり、このおっさん抜きにして「讃岐うどんを語ること」は許されないような気分にな る。
- 全国の讃 岐うどんファンの皆様。讃岐うどんの記事を書くときは、必 ず最後に田尾さんのことも書いておくと、完成度が高まりま す。
唯一、田尾さんとニアミスしたのが、サンポート高松オープ ンの時。例によって讃岐うどんイベントで必死でうどんをさばいていた 田尾さんを見つけて、「あ、編集牛だ。なんでこの人、こんなに必死にうどんの伝道やってるんだろう」と冷めた目でジトーと見ていたら、その視線に気づ いた田尾さんと目があい、気まずくその場を去ったのでした 。田尾さんはもちろん覚えていないでしょう。