療養も兼ね、彼女と訪れた温泉地を巡っています。巡れるようになったと言った方が正しいでしょう。湯布院、別府鉄輪、法師、宝川、春日温泉等どこも彼女が傍らにいました。

 思い出すことが、辛さから懐かしさに変わりました。ほんの一握りの細胞が、体全体にまで影響を及ぼす、稀有な体験をしました。身は朽ちても、誰かの心に生き続ける、とても素晴らしいと思えるようになりました。悲しくはない、素晴らしいのです。

 次は、白河から会津西街道を抜け会津若松まで行く予定です。途中たくさん思い出が落ちていますので堪能します。