リクエストです


逆バージョンが見たいなどありましたらマシュマロで言ってください!


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麗奈side
楽屋にて




収録が終わり各々着替えたり、メイクを落としたりといつも通り賑やかな楽屋




そんな中私は一人鏡に向かい呟く



麗「また、夏鈴ちゃん松田と話してた」
   「私以外と笑わないでよ……」




呟いた声は微かに震えていた
誰にも聞こえていないのに心臓がドクンと跳ねた




もちろん、夏鈴ちゃんが悪いわけじゃない
夏鈴ちゃんが松田と昔から仲良いのは知ってる




でも、こう思ってしまう自分が嫌だった


















夏「麗奈、帰ろっか」




ロビーに出ると、夏鈴ちゃんが歩み寄ってきた
何も知らない、いつもの笑顔




けれど、その笑顔を見ると胸の奥がじんじんと痛んだ
夏鈴ちゃんは悪くないって分かってるのに……




麗奈「……うん」




ぎこちなく答えると、すぐに夏鈴ちゃんが不思議そうに首を傾げた




夏「なんか今日、変じゃない?」

麗「別に」




つい素っ気なく返してしまった




歩きながらも夏鈴ちゃんの顔が見れなかった
それを感じたのか夏鈴ちゃんが足を止めた




夏「……守屋ちゃん、怒ってる?」

麗「怒ってないよ」

夏「でも、目合わせてくれない」




静かでどこか儚い声。
優しさに包まれたその声がかえってまた私の胸を締め付けた




麗「……だって、さっき、まつりちゃんとずっと話してたもん」

夏「え?」

麗「笑ってた。すっごく楽しそうに」




沈黙。
やっぱ重いよね……。




数秒後、ぽかんとしてた夏鈴ちゃんが急に吹き出した




夏「……なにそれ、可愛い」

麗「可愛くないっ!」




おもわず大きな声が出て、自分でも驚いた




麗「……私以外とあんな風に笑わないでよ……」




目元が少し湿って、唇を噛んだ
それを誤魔化す様に髪で顔を隠した




すると夏鈴ちゃんが一本近づいて来た



そしてそっと私の頬に触れた




夏「……ごめん」

麗「……っ」

夏「でも、私が一番好きなのは麗奈だよ」




そう言って少し照れたように笑った
今、麗奈って呼ぶの反則でしょ……



夏「さっきだって、松田と話してる時ずっと心の中で早く麗奈に会いたいって思ってたし」

麗「……うそ」

夏「ほんとだよ」




私の瞳を吸い込むように、夏鈴ちゃんが唇を重ねた
他のメンバーもまだいる楽屋の外廊下
ーでも、もう関係なかった




夏「好きだよ、麗奈」

麗奈「……私も好き」




やっと視線を上げて夏鈴ちゃんを見る
そして二人は唇を重ねた




その後、夏鈴ちゃんの腕の中に包み込まれ、口元が緩む




麗「夏鈴ちゃん私のこと甘やかしすぎ……」

夏「麗奈だけだよ。甘やかすのは」




夏鈴ちゃんの優しい声が耳元にかかりくすぐったい




私は何度も心の中で「やっぱり好き」と呟いていた




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読んでいただいてありがとうございます

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