ダイエットを始めて早3ヶ月くらいになるのですが、
最初の5キロはあっという間に落ちたものの、
それ以降が停滞というか、むしろ増加している気さえします。
整骨院で背骨を矯正したことをはじめ、
エステやサプリメント、青汁にジムに食事制限と
何かと努力はしているのですが、
もはや手の施しようのない停滞期です。
そのような中、チーズクリームのパスタを食べながら
橋下大阪市長が出演するテレビ朝日の番組をぼーっと観ていました。
先日の従軍慰安婦をめぐる彼の発言に対し、
ほとんどつるし上げの態で出演をしていたのですが、
ほとんど議論の余地もなく、
的外れな追求を散々繰り返し投げられた橋下市長が
淡々と正論を繰り返すという、言ってしまえば実にテレビらしい
核心もなければ生産性もないバラエティ番組でした。
(ちなみに僕は、橋下氏はともかく、維新の会の品のなさが気持ち悪くてしょうがないです)
橋下市長の発言の主旨としては、
風俗嬢が職業上、たしかに存在していることの確認と、
男性には性欲があり、ゆえに軍隊に慰安婦はつきものだ、
そして米兵は沖縄県民に乱暴するくらいなら風俗に行けと言ったものでしたが、
テレビ朝日サイドの長野智子さんは、
女性として侮辱されているように感じる、と
おっしゃっていました。
長野智子さんは、その奇妙に魅力的なルックスで、
昔からわりと好きな女性だったのですが、
なんで彼女が侮辱されているように感じるのだろうと
橋下市長も苦笑していました。
だいたい、出産の時を除けば、
男女の性差というものに意味を見いだすことは難しいのですが、
気味の悪いことに男性が「女性」を「女性」として語る時に、
その多くはセクシャルな文脈で語られますし、
女性が「女性」を語る際は、性的に・社会的に
虐げられたものとしての武器に使っているように思います。
あらゆる議論において、絶対的にフラットであることは
生産性のある論理を展開します。
たとえばマイノリティーに対する差別を語る時は、
マイノリティーとマジョリティーを対比していたのでは
現状を再確認するだけの作業に終始します。
「現状を認識すること、それが議論だ」というなら、
あらゆる害虫と同じように、僕の目に触れない所でやってほしいものです。
橋本市長は、あくまで風俗嬢あるいは慰安婦を
あくまで「職業」として発言したのであり、
「女性が侮辱された」というのは頭のよろしくない
短絡的な朝日の思考そのもので、
もう古館伊知郎と原発村の取材に行ってろ、お前さんは。と、
僕は、一人で、パスタを食べながら、率直に、思いました。
それでもこの番組はバラエティーとして大変おもしろく、
沖縄県の風俗嬢が、橋本市長の発言で、
「自分たちが男性の性のはけ口」にされているように感じたと
インタヴューで語っていたのは爆笑しました

まあ、つっこんだら負けなのでしょうが、
「あなた、性のはけ口ですから!!」と
僕は、一人で、パスタを食べながら、率直に、
ギター侍の口調でテレビに突っ込んでいました。
お金のために、男性の性欲とか感情に対して
「女性」を売り物にしている方にこういうことを言わせるとは、
もはや全て計算された構成なのではないかと思います。
緊張と緩和であります。
それにしても、橋本市長の発言で
韓国や中国も当然に反応し、国内でもまたまたの議論が再燃した訳で、
いろんなものが背後にいる方は、大変なのね、とつくづく思いました。
(あ、それと、橋本市長は市長でありながら国政政党の党首であり、
その党首の言動は大阪市民にしか信託されていないとかぬかしていた人、
彼は害虫です)
というわけで、小倉にある北九州芸術劇場で、
シティーボーイズのライブを観に行ってきました。
ずいぶん前に「モーゴの人々」を観て以来、
北九州でのライブを突然やめてしまっていた彼らでしたが、
実に6年ぶりに再び観ることができました。
タイトルは「西瓜割の棒、あなたたちの春に、桜の下ではじめる準備を」で、
シティーボーイズの3人といとうせいこう、中村有志が
お葬式のようにお花見をしているポスターに
僕はたまらなく興奮していた訳ですが、
完全に期待はずれなライブでした。

大竹まことも斉木しげるもきたろうも
スーツのよく似合う素敵な老人たちだったのですが、
終演後の挨拶で脚本・演出を手がけた男性が現れたとき、
この出しゃばりがすべてをぶち壊したのだと認識しました。
別に出てこなくてもいいのに、
演出・宮沢章夫は舞台に姿を現し、
ポケットに片手を突っ込んだままで偉そうにしゃべり始め、
出口からエスカレーターに乗り込むお客さんの
表情を観察するように、上から眺めていました。
僕はあまり演劇には詳しくはないのですが、
このライブは実に手のこんだ脚本だということは分かって、
至る所にギミックがあって、それはそれで見所なのでしょうが、
僕はシティー・ボーイズの、コメディを観に行ったのであって、
出しゃばりで醜い演出家のお遊びを観に行ったのではないのです。
時間軸がずれて、空間が歪み、同じように並べられたセットが
奇妙に意味を顛倒させたりとか、舞台の裏側からのカメラが
メタ的にパラレルな時間軸を演出しているとかどうでもよくて、
きたろうがとちったり、大竹まことがかっこ良かったり、
斉木しげるがエスプレッソの蒸気を吹き上げる様子を
僕は観に行ったのでした。
ただ、シティーボーイズの3人が
実に楽しそうに演じているのを観ることができたので、
その点についてのみ、僕は満足でした。
でも来年以降は、細川徹の演出を
待ち望むばかりです。
今の所、斉木しげるの口調を真似しながら、
宮沢章夫のエッセイを購入しようか迷っている毎日です。
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