先ほど、河井克行被告による大規模買収事件の裁判に、証人として出廷し証言してきました。河井被告が多くの方々に現金を渡していましたが、それが買収にあたるのかどうかを裁判所が判断するために、渡された側の話を聞くものです。

私の場合、結論から言えば、渡されたときは違法の認識はなく、国会議員が地方議員によく渡している、合法的なお金だと思って受け取りました。政治家同士のお金のやり取りは、多くの議員が毎年のようにやられており、それは収支報告書を見れば明らかです。



(マスコミが伝えないので知られていませんが、全国各地で普通に行われているものを、検察が今回はダメと突然言ってきても、理解できる訳がありません。)




ただ、ほとんどの議員が、「買収だと思った」と述べておられますが、それは公認候補者を2名出している自民党の議員だからだと思います。しかし、私は自民党議員ではなく無所属なので、お金を渡されたとき、自民党の議員であれば、県連の方針として溝手候補を応援しなければならない状況であったために、ある意味、敵である河井陣営からのお金は買収だと思うでしょうけど、私は無所属なので、溝手候補を応援する義務もなく、さらに言えば、その10年前の知事選でも河井案里さんを応援していましたので、今回も応援するつもりでしたから、それが買収のお金だとは感じていませんでした。


しかし、個人的なスタンスとして、国会議員などの誰からもお金の支援は受けないことを決めていたので、そのための政治資金団体を作っておらず、河井被告からお金を渡されたときには、もちろん拒みましたが、押し問答の末に、一旦受け取ってから後日返却することを選択してしまいました。


今は返却しましたが、その時に断固拒否していればこんなことにはなっていないので、それをしなかったことを後悔しています。ただ、県民の皆さんを裏切るようなやましいことはしていないと思っています。


もちろん、これはあくまでも私の言い分です。一方で、「買収である」という検察の判断も、あくまでも検察側の言い分です。私の言い分と検察の言い分の両方を踏まえ、あとは裁判所の判断、司法の判断が最終的な結果となりますので、それがどうなるのか待ちたいと思います。


今、終わってからすぐにこれを書いているので、書き漏れてることもあるかと思いますが、皆様にまずはご報告と、ご心配ご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。