知事が真相解明を断念しました。

以前、真相解明をするために
知事に留まると言われてましたが、

断念をしたことによって
知事を辞めるのかと思えば、

県政推進のために知事としての
責務を果たしたいとのことです。。。


けれど、もし続けるならば、

あらためてここで県民の皆さんに
是非を問うべきだと思います。

知事は県民の皆さんから
付託を得たので

残りも頑張りたいとおっしゃってますが、

2年前に選挙をしたのちに
今回の事件が発覚したわけで、

明らかに選挙時と比べ
知事に対する評価は変わっているはずです。


これだけ広島県で注目されている問題です。

我々県議だけで結末を
決めるべきことではありません。

県民の皆さんに
判断をして頂くべきだと思います。

このまま任期の残り2年以上を
待っているだけでは

納得いかない方々が多いはずです。


議員の中には、不信任決議案を可決してしまうと
知事が議会を解散させてしまい、

選挙をしないといけなくなるから
反対するとの声も聞かれます。

受けて立とうじゃないですか!

自分の保身に走ってしまっては
民意を議会に反映させることはできません。

県民のための政治を!
と選挙を戦ってきたのに、

いざ当選してしまうと意見が変わるようでは
支持して頂いた方々に対する裏切り行為です。


特に会派の拘束という、
おかしな圧力によって

議員個人の考えが変えられてしまうのでは、
誰のための議員なのか分りません。


そこで先日、議長あてに申し入れをしてきました。

議長選挙や議案の採決ならば、
会派で足並みを揃えるべきだと思いますが、

この件は、あくまでも議員個人が
自らの考えで判断すべき問題だと思います。

そこで、今回の件に関しては会派で拘束しないよう、
各議員がそれぞれ行動できるよう

各会派に伝えて下さいと。

結果は…

即、断られました。。。


各会派で判断すべきことですので
働きかけることはできないとのことです。


今のままでは可決は難しい状況です。

知事与党と言われる
自民刷新会と民主県政会が反対するようですから。

造反が出ない限り、可決に必要な
4分の3の賛成には程遠いです。


また、2か月前の選挙では
15名の新人議員が誕生しました。

多くの方々が議会に
新しい風を入れたいとの表れでしょう。

しかし、この二つの会派に
新人が11人入ってます。

その中には選挙中に
知事批判をしていた議員も多くいます。


それなのに反対に回る可能性が高くなりました。


「個人的には知事には辞めて頂きたいですが、会派の意向が…。」
とのこと。



あなたは誰のために議員になったのですか???

何のために議員になったのですか???

上の意向に従っているだけで4年間を過ごすのですか?!

これではますます政治不信、
いや政治家不信になってしまいます。


「政治家なんて誰がなっても一緒よ。」

「どうせ何も変わりはせんよ。」

そんな声が出るのは当然です。

今一度、選挙中の初心に戻り、
考えて頂きたい!


私も当選して議会に足を運ぶ毎日の中で
何か勘違いしていた部分があります。

一生懸命、知事を辞めさせることばかり考えてました。

何人で可決、何人足りない、数の論理、
パワーゲームに惑わされてました。

そうじゃないんです。

知事の進退は皆さんが決めるべきことなのです。

我々議員なんてそんな偉い身分じゃありません。

くまでも皆さんに判断して頂く状況を
作ることが役目なのです。


そのための出直し選挙です。
そのための不信任決議案です。

県民の皆さんに参加して頂き、
この問題を共に解決しましょう!

そのことが身近な政治であり、
政治不信からの脱却への第一歩なのですから。