読んでて熱くなってしまった。素直に格好良いとおもう。
プログラマとして生きることではありません。自分の生き方を貫き通せるその姿がです。
自分も50歳になってそういうことを言えるのだろうかと思ってしまいます。
家庭があって、子供がいて、ある程度の経済圏を作ってて、それでもなお何かに向かおうとするバイタリティを持っているのだろうかと。
8年前にはLinuxをエンタープライズ分野で利用するなどというのはほとんど冗談のように受けとられていた。 誰が氏素姓のわからないフリーソフトウェアを企業の基幹システムに利用するのか。サポートはどうするのか。 どのようにスケーラビリティを確保するのか等々。それぞれの課題について一つ一つ解決していったのがこの8年だったと思う。
思えば私も入社し、初めてLinuxに触ったのが8年前でした。
いきなりエンタープライズ分野にLinuxを投入するプロジェクトでしたけどね・・・。
私と吉岡さんとでは、全然歩いてきた道もその重さも違います。
でも、その8年を回顧するところに何か自分も引っかかって、自分もここから新しい一歩を!という気持ちにさせてくれました。
これが好きを貫くってやつなんでしょうか。
エンジニアとして成熟してきて、いつまでも下流の工程をやってちゃいけないよと上流工程を中心に仕事をふられだしていて、そりゃそうだよなとそれに従う事、下流工程だけをやりたいがために昇進することを捨ててまでエンジニアにこだわる事、どれもそんな生き方とはマッチしませんね。
好きを貫くのは、その行動よりもむしろ精神的な意味合いが強いのかもしれません。
何かやりたい事をずっと心に秘めて、時にはそれとはかけ離れたことをやることとなっても、心はぶれずにいつもそこにある。
ここ最近、掛け持ちしていた大きなプロジェクトが終わりを向かえ、少し燃え尽き症候群のようになってしまっていました。
若輩者ではありますが、素直に「勇気をくれてありがとうございました」と「がんばってください」という言葉を伝えたいと思いました。