具体性と抽象性 | A Day In The Boy's Life

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とあるエンジニアのとある1日のつぶやき。

説明術 に続き、喋り方のお話です。


相手に何かを伝える時に、やけに具体性を求められることがあります。

当然、話している事がその人にとってわかり辛いのだと思いますが、話す側もあえて

抽象的に話しているという事があります。


何故に抽象的に話すのか。


これはその話す事の目的によってきます。

道を尋ねられたときに、抽象的に話してもそれは意味がありません。

この場合、(伝える側はその場所が分かっているのであれば)、当然相手がそこにたどり着ける

事を目的として喋るため具体的に話す必要があります。


抽象的に話す事は、相手にそのイメージを持ってもらいたい場合に利用したりします。

例えばチーム間で大雑把な方向性を共有する場合、話の概要を伝えたい場合、

相手に考えてもらいたい場合などがそれに当たると思います。


「大阪に旅行に行きましょう」と「新幹線を利用して大阪に行きましょう」というのでは

その会話の内容が大きく異なってきます。

「大阪に旅行に行きましょう」と抽象的に伝えた場合、伝えられた側は何で行くのか、

どれくらいの予算で行くのか、どういった日程で行くのかと色々考える必要が出てきます。

それこそが目的の場合、抽象的に相手に伝えた方が効果的です。


「新幹線を利用して大阪に行きましょう」といったのでは、予算がある程度見えます。

新幹線の移動時間もわかりますから日程というのも考えやすいです。

ですが、本来何のために大阪に行くのかという視点が抜け落ちてしまう可能性が

あります。

旅行なんだから、新幹線なんか使わずにもっとゆっくり行けばいいでしょという考えの人も

いるでしょうし、予算面から夜行バスで行った方が良いという意見も出てくるでしょう。


つまり抽象的に伝えた方が会話の幅が広がってくるわけです。


ですが何でもかんでも抽象的に伝えてはいけません。

それは相手を混乱させるだけになることもありますので、その会話の目的がなんなのかを

意識してバランスを考えながら話す必要があります。


たまに、わざと回りくどく抽象的に伝えてくる人がいます。

(特に仕事において)これは相手に無駄な時間を取らせるだけですのでかなり困った人と

言えます。

そういった場合は、「何が言いたいの?」とはっきり聞く事が重要となります。