患者さんに「あなたがいない時は、どうしたらいいですか?」と尋ねられた。
よく晴れた午後、痰がからんでしかたのないその人に、うがいを勧め終わった後のことだ。
いままでずっと内緒にしていたけど、実は病院で働いている。
ボクは翌日が休みだったのですこし動揺したけど、こう言った。
「60歳ぐらいの女性か、30代に見える女性に相談するといい」と。
患者さんはしばらく考えていたが、納得したようににこりとした。
なんだか時間がゆったり流れていくような感じがした。