忘れていた思い出 | 大山格のブログ

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おもに歴史について綴っていきます。
実証を重んじます。妄想で歴史を論じようとする人はサヨウナラ。

 先日、宇都宮駐屯地創立74周年記念行事に行ってきました。なんでも「協力者」という部類に入るらしく、末席ながら雛壇にあげられる待遇でした。

 何十年ぶりかで模擬戦闘を拝見して、ドローンが飛ぶ様子に時代を感じました。また、普通科隊員による匍匐前進が無かったことに驚きました。時代は変わったのですね。

 

 式典が終わってから、大山巌や大山柏の遺品が展示されている防衛資料館を訪れました。案内していた御老人(87歳だそうです)は宇都宮駐屯部隊のOBで、祖父(大山柏)の葬儀に際して宇都宮駐屯地から音楽隊が派遣されたことを御記憶でした。

 その音楽隊が、二台のバスに分乗して西那須野へ向かう途中で追突事故が起き、19名が負傷したのだそうです。それでも祖父の葬儀への派遣は取りやめず、残る人員(およそ半数)で演奏することにして、来てくださったのでした。

 その当時、9歳だった私はトランペットを習っていたので、急遽、演奏することになって、葬儀の準備から外されて、短時間ながら猛特訓を受けました。そして、葬儀の最後に君が代を吹奏して、祖父の棺を送り出したのでした。

 そんなことを、私はすっかり忘れ去っていましたが、当時を知る人に「あのときトランペットを吹いた子がいた」と言われ、記憶が甦りました。

 祖父が眠るのは、大山巌墓所の一角です。機会があれば、その方にも参拝に来て頂きたいと思いました。

 

墓所は定期的に警察官が巡回しています。

 

 大山巌墓所修復事業に対する御寄付は、参拝当日、その場でのみ受け付けています。もし、口座振り込みによる寄付のお願いがあった場合は寄付金詐欺ですので、応じないよう御注意ください。

 

 なお、ひきつづき、休憩所建屋、石敷、立木の傾きなど、たいへん困難な修復を予定しており、みなさまの御寄付を募っております。

 

ともあれ、ツタヤ図書館と江戸しぐさは滅ぼすべきです。

 

#ともあれ消費税は廃止されるべきである