論争というほどではないけれど、以前とりあげた「ビーコスチウ」なる西洋料理の御家庭向けレシピ明治40年版をツイッターで紹介したところ、いや、あれでシチューはつくれるのだという御意見が。
https://ameblo.jp/itaru-ohyama/entry-11965596453.html
小麦粉を篩いにかけるなど、もとの史料には出て来ない手順を踏まないと出来ないので、それを「いわずとしれた常識の範囲」といえるかどうかなんですが、私は無理筋だと思っています。
同じ本に「ソースの製法」も載っているんだけど、塩、胡椒、サラダ油、酢を混ぜてつくるというから、それはソースじゃなくてドレッシングになるんじゃないかと言いたいところですが「我国の醤油の様な黒褐色を呈してゐる」と書いてあるから、それらの材料を「十分に摺り交たもの」がソースなのだそうですよ。黒褐色なんかにならないと思うけどな。まあ、明治の末の一般家庭で調理する西洋料理って、あまりイメージがわきませんよね。
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/866689/150
史学として調べている人だったら実証主義だの史料批判だので、とっぷり論議をするところですが、史学の研究者って人ではないから「史料の行間読みすぎだろ」とか噛みついてもなぁ。他流試合はやりづらいです。
さて、きょうの昼飯。
暖かい日だったのでアイスにしました。
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ともあれ、ツタヤ図書館と江戸しぐさは滅ぼすべきです。