迅速だった市役所の対応 | 大山格のブログ

大山格のブログ

おもに歴史について綴っていきます。
実証を重んじます。妄想で歴史を論じようとする人はサヨウナラ。

 墓所公開と同時にマルシェという模擬店をやっていた時期がありました。とかくお役所というものは何事によらず動きが緩慢なものですが、このときの対応は迅速でした。


 マルシェとは、ガレージセールに毛が生えたような、ささやかな出店でした。知り合いで本職の営業店舗から委託販売の形で商品を並べたりもしましたが……


 目玉商品としたのは大山家で使っていた古道具でした。とはいえ、東京の屋敷は関東大震災で倒壊し、再建した木造洋館も空襲で焼けたので、残っていたのは戦後に手に入れたものたちが大半でして、天皇さまが行幸あそばした際に使われた食器や調度なんていう貴重なものではありません。戦後混乱期に、とりあえずの需要に応えるべく粗製濫造されたものばかりでしたが、いまの物とは明らかに違う古色は感じられるものでした


 ほかに手芸品など、自家製造物も置きました。ちゃんと古物商の許可がなくても販売できるものばかりを並べましたから、市役所も「不許可」とはいえません。


 しかし、市役所は迅速に反応しました。墓所の隣にある公園のトイレを閉鎖したのです。


 理由は「故障した」とのことで、工事に取りかかったことはわかるのですが、この工事とやらは半年も続いたのでした。年度を跨ぐほどの難工事だったのですかねぇ。


 墓所公開に対する、市役所による妨害の意図は明確でした。


大事なおしらせ
 大山巌墓所の鍵は大山家が管理するもの以外にはありません。毎月第二土曜日の公開日以外の日に、清掃奉仕等を御希望の場合は、コチラに御連絡ください。
https://www.facebook.com/general.ohyama/

 大山巌墓所修復事業に対する御寄付は、交通文化連盟にて受け付けております。現時点では、いっさい例外はございません。それ以外の窓口への寄付のお願いがあった場合は寄付金詐欺ですので、応じないよう御注意ください。
 なお、ひきつづき、休憩所建屋、石敷、立木の傾きなど、たいへん困難な修復を予定しており、みなさまの御寄付を募っております。御協力くださる方は、下記口座へ

三井住友信託銀行松戸支店(店番329) 普通7698754
 特定非営利活動法人交通文化連盟



ともあれ、ツタヤ図書館と江戸しぐさは滅ぼすべきです。


人気ブログランキングへ