
笹塚駅の南側は、西へ行っても、東に行っても、ちょろちょろ流れる川があります。三面をコンクリート護岸で固めた都市型の河川ではなくて、土を掘ったのがわかる水路です。

流れが顔を出すのは少しだけで、水路のほとんどが暗渠で、その上は緑道です。

緑道の端っこに、暗渠になる前のコンクリート橋の構造物が残っていました。

この水路は低地を避けるため笹塚付近で大きく蛇行しています。そのヘアピンカーブみたいな部分が、なぜか暗渠にならなかったのでした。柵の内側の管理者は東京都水道局、笹塚駅西側の緑道は渋谷区笹塚1丁目なのに何故か世田谷区が連絡先になっていたり、ややこしいです。

笹塚駅東側は渋谷区が管理者みたいですね。

ポンプがない時代に自然流下式でつくった水路ですから、上り勾配はつくれません。だから笹塚では低地を避けてヘアピンカーブになっているのです。いまは急カーブの部分に笹塚駅があって、そこから東西両側に水路の開口部があるのです。そして淀橋浄水場で水は濾過され、水道に供給されていたわけです。

江戸時代の公共工事というと、地域住民には反対など出来るものではないですから、猛スピードで工事が進んでおります。いまだったら何十年かかかるんでしょうけどねぇ。

ほんの一時、お日様の下に現れた流れは、再び暗渠に入ります。

暗渠の上は緑道です。

アヤメは渋谷区のシンボルなんですよね。
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ともあれ、ツタヤ図書館と江戸しぐさは滅ぼすべきです。

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