流山1号公園納涼まつり | 大山格のブログ

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おもに歴史について綴っていきます。
実証を重んじます。妄想で歴史を論じようとする人はサヨウナラ。

 いかにも郊外の住宅街らしい夏の行事だ。

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 日が沈みかけると、準備は大詰めを迎える。

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 定番の焼きそば

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 焼き鳥

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 すっかり日が暮れた頃には、続々と人が集まってくる。

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 玩具を売る模擬店も、ただいま開店。

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 焼きそばには行列が出来た。

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 こんな情景を見て、思うことがあった。

 町を活かすのは子どもだ。

 私が住む地域は、バブル期に地価高騰のため住民の大多数が入れ替わった。いまも依然として住宅街ではあるが、子育てをしている家庭は少ない。経済的に成功した人でなければ住めないほど家賃が高いからで、それなりの成功を遂げた人は、ほぼ子育てを終えた世代である。

 私の母校であった公立の小学校、中学校ともに統廃合により廃校となった。あたりにいくつも高級マンションはあるが、子どもの姿を見ることは希でしかない。公園の遊具は撤去され、意味不明なオブジェが据えられた。

 だいたい夏休みが終わった九月の第一週あたりに、神社の祭礼がある。むかしは子どもの歓声で苦情が出たほど賑わったものだが、いまでは町内会の役員が各戸をまわって祭礼に来るよう説得して歩いている。

 町内の行事の主役は、いつだって子どもだ。子どものいない町は、祭礼すら開催が困難になる。それを私は身にしみて知っている。