日本はこれから好景気になると思いますか? | ある女子大講師

日本はこれから好景気になると思いますか?

日本はこれから好景気になると思いますか?

メンターが真面目にお答えします。

内藤真さんが秀逸な回答をされた後でナンですが、

補足を加えてどの経済学者も出してない独自見解を、風呂場からご披露します。(いい湯だな)

二つのシナリオです。

まず、ひとつめ。

失われた30年と言われてるのは、皆さんご存知の通りです。

日本を外側に見るととても安い国になりました。👈コロナ禍から

能登半島地震がありました。大変悲しいことですけど、暴動は起きませんし、治安は守られています。これだけ毎年自然災害が襲う危険な国にありながら、死者数は多くありません。

「安い国ニッポン」

になったのに安全ですし、親切ですし、美味しい国です。

海外で暮らした経験がなくとも、海外旅行した時に治安が良いということがどれだけ有難いか身に染みたでしょう。安全のコストは日本の外では破格の高額です。

だから、お安くて安全、そのうえ美味しくて、整っていて、優しい、そんな日本が口コミでどんどん広がってインバウンドが”ウハウハ”です。👈今ココ

このようなことは、日本の外の基準からすると、奇跡に近いことです。

この状況を日本の外の人たち、つまり、お金を持っている外国人たちがじっくりと眺めています。

2024年の初めぐらいから、突然、日本に投資の波が押し寄せてきました。

一旦、それは 利益確定されていま、日経平均は再び4万円台を切っていますが、”3月終わりの年度末の仕切り”を終えて、これから徐々に回復していくでしょう。

「日本はとても安い国」と言いましたね。

日本の中に居ると実感できませんが、お金を持ってる海外の投資家からすると、日本はとても魅力的 なんです。ニセコを見るまでもないですね。

日本は米国から見ると5分の1のお安い国

三川屋幾朗さんのプロフィール写真

三川屋幾朗

 · 3月3日

ニセコの不動産がバブル状態にあるようですが、これは一時的なものでしょうかそれとも今後も続く本当に価値があるものなのでしょうか?

ちょうどいま、ニセコのヒルトンでスキーを楽しんでいるので、お答えしましょう 今後さらに、この状況は加速すると思います。 なんせ、日本は米国から見ると5分の1のお安い国、ですから。その件は後述します。 ここに来て5日になりますが、私は日本語をしゃべっていません。アメリカ人と一緒にいるのも一因ですが、日本語をしゃべる機会が無いんです。様々な人種がいますので、必然的にいる人のほとんどは皆、英語をしゃべります。なので、レセプションでも売店でも、会話は英語です。 もう、ここは完全に日本の中の外国です。ゲレンデ、レストラン、シャトルバス・・・、そこにいる7~8割の人は異国の人たちです。バスの運転手も英語で応対しています。 なぜ外国人が、日本人には僻地と言ってよい場所に集まってくるのか? 昨年だけで世界を3周しているアメリカ人の友人と一緒に行動しているので、彼がニセコを選んだ理由も含めて、日本の外から見るニセコ、という視点で色々と教えてくれました。 ニセコはいま世界5大スキーリゾートのひとつに数えられています。もうニセコは世界レベルなんです。そこに海外からわんさか人がやってくる。となれば、お金がどんどん落ちていきますね。どれくらいの感覚かというと、これを見て下さい。 失われた20年で日本は本当にお安い国になってしまいました。 米国カリフォルニア州の最低賃金が20ドル、平均時給は日本円にして5,000円ほどです。日本の最低賃金は全国平均で1004円、東京で1112円、岩手で893円です。 つまり、「アメリカから見たら日本は5分の1程の超お得な国」なんです。 日本人にニセコは高いけれど、日本の外から来た人たちには「チョー ヤスイゼ!」なのです。 前述のアメリカ人は米国のスキーリゾートに入り浸っていますが、上記のレストランのお値段も「悪くないね、チップもいらないし」という感覚のようです。 そのうえ、ニセコは空港からの利便性が良いのも外国人を引き付ける要因です。彼らは成田、関空、羽田からトランジットで直接やってきます。新千歳空港からの利便性は、今回実体験として「よくできてる」と感じました。 来るのに困らない、来ても困らない、そして全てが「日本品質」です。 日本が誇るおもてなし、日本人には自然に身についているものが、外からくる人たちには「アンビリバボー!」なんですね。隣のアメリカ人も笑っています、すげーぜ、と。 そんな訳で、ニセコ人気が出るのは当たり前、という気がします。 リピーターが続出する、そう思います。そうなれば投資としても妙味がある。私の旧友はオーストラリア在住の英国人ですが、季節が逆転するのでニセコにもロッジを所有して、使わない時は貸しています。日本人には「これ勿体な過ぎ」というほどの瀟洒なロッジです。 なにせ日本でも稀有なパウダースノーがふんだんに楽しめるスキー場、ニセコですから。彼らが林間コースや新雪の中に「ヒャッホー!」と飛び込んでいく様を見ると、人生の楽しみここに極まれり、というのが良く分かります。 安宿に泊まるような下層民は相手にせず、世界の上層の金持ちをターゲットにしたビジネスは、この日本品質と相まって彼らの心を掴んで離さないでしょう。 そのうえ、不動産投資で考えると、いま中国は景気が急減速し不動産が焦げ付いて政府が強制カンフル剤を打ち続けて麻薬中毒状態になっています。 5年ほど前なら香港のマンションは5%の利回りで運用できました。いまはヤバい。とうぜん資産家はお金を中国の外に避難させます。その先が日本市場。 2024年初頭から日経平均がうなぎのぼりなのは、中国からのお金の逃避先として確かな国だからですね。 そんなわけで、需要と供給から考えると、今後しばらくはこの傾向は続くでしょう。 追記①:2024,2.16 ニセコ便り 倶知安駅を降りた瞬間から、ここ、ニセコエリアは外国です 日本人より外国人の方が圧倒的に多くて、以前も夏に何度も訪れて感じてはいましたが、その傾向は激しく進んでいることを身をもって確認しました キュッキュと音がする乾燥した極上のパウダースノー さすがニセコならではだと感心します さて、ここは外国かいなと錯覚するほどの外人だらけ レセプションでも日本語より英語の方が通じます . 追記②:2024.2.16 中国からのお金の流入について Nakanishi Daisukeさん、そして桃李花開さん、両氏の下記回答がたいへん参考になります。 . 追記③:2024.2.20 外人記者Reidyさんから見たニセコです 英語の記事ですが、ブラウザで翻訳ができると思いますから是非読んでみて下さい。 ニセコの平均時給は1,611円、東京が1,560円、白馬は1,464円。それに対してニセコは1,936円です。これは新しい経済圏が出来上がったことを意味しますし、給料の上がらなかった失われた20年・30年を打破する鍵に成り得ると私は思います。 この日本人から見ると異常な経済圏は、日本の外、特にアメリカから見ると「フツー」のことですし、もしこれが普通なら日本は「このフツーに乗っていく」、あるいは「普通じゃないことを活かす」視点を持つのがお得だと思います。 ニセコのような「物価」が成り立つ経済圏を日本のあちこちに作る。出来れば大都市の中にどんどん埋め込んでいく。これにより日本全国への波及速度が上がると考えます。 ニセコが価格上昇したことで、隣のルスツはリフト価格が35%上昇して¥ 8,800になりました。一部が周囲に影響していく分かり易い例だと思います。 安比も面白い取り組みをしています。英国エリート校ハロゥのキャンパスをホストして、ブラックパスと称する33,000円もするチケットを用意してゲレンデのスピードアクセスやリフトの優先乗車を提供しています。 世界に富裕層が増えている現状において、日本の低価格は実に魅力ある市場であると見れば、商機は無限にあるなあとこの記事を読んで思いました。 . 追記③:2024.3.3 ニセコは随分前から「外国化」していたようです スキーインストラクターの小林雅史さんの4年前の回答です。

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考えてもみてください。

30年も発達しなかった給料の安い国。なおかつ、技術的には優れて、さらに安全という国です。民意は高いし(政治がクソなのは、それでも成り立つ逆証明です)、カイゼン能力がハンパない。

何かをしよう、何かを作ろう、何をさせようか、と思う人はここにお金を投じますね。

案の定、今をトキメクOpenAIが日本にオフィスを構えることを決めました。今後、日本への事業所開業が加速すると思います。

オフィスを東京五輪を見込んで作りすぎたので、賃貸料がこれからどんどん下がるでしょう。

外国人にとっては、もともと安く見える日本の賃貸は、これからどんどん安くなっていって経費を見る上でもとても有利な条件になっています。

(出典:一般財団法人 日本不動産研究所)

日本の中の「井の中の蛙的な人たち」から見ると、なんだなんだって話かもしれませんが、外から見ると日本はいま、ものすごい大チャンスなんです。

昔の東南アジアには、安い賃金を狙って世界がこぞってお金をぶち込んでモノを作らせました。中国もインドも世界の工場となり、モノづくりのメッカはアジアになりました。

そこにきて、アジアのモノづくり最上級国家がお安く売りだされている。なにせ30年間も塩漬けになっていた国です。欧米所得に追いつくまでの「伸び代」がハンパない。

向こう10年ぐらいは、この流れがやってくるじゃないかと思います。

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シナリオの二番目、「リスクの表面化」です。

唯一の懸念事項は、アメリカ株のバブル崩壊です。

トランプ氏という不確定要素にも用心が必要です。

ダウ株価がどんどん上がってますね。確かに景気の底は固いように見えます。

日本株はまだまだ上昇余地がありますが、アメリカ株はもういっぱいいっぱいなところに来ているようにも見えますが、世界のカネ余り現象がそれを止めません。

ならば、価格が上がり続けてくれる、あるいは現状維持し続けてくれる間に、日本はアメリカと同等の位置まで相対的株価が伸びる可能性があるので、その間に外国資本を呼び込んで経済が潤っていくという筋書きが建てられます。

残念なことに、政府自民党がおバカさんなので、頭の上の蠅を追っ払うので精一杯で、自分の身体が腐っているのさえ気付きません。なので海外投資を呼び込む迅速かつ効果的な政策を打ち出せるか、といわれると、空寒いと言わざるを得ません。そこもリスクなのです。

ましてや政権交代が起こってかつての民主党的な更なるおバカさんが出てくると、役人が彼らの言うことを聞いてくれない(鳩山首相は東大卒+スタンフォード大Ph.D卒で東大卒政府高官より高学歴ゆえに、学歴ヒエラルキー絶対主義の国家役人には煙たくてソッコーで消えるように役人は動いた)ので経済が潤う、なんていうことの反対に進む可能性が大いにあります。

もう1つのリスクは、アメリカドルです

中東の原油産油国が世界基軸通貨の米ドルを使うのをやめようとしています。エネルギー購入の通貨から米ドルが消える、この意味は大きい。

基軸通貨というのは商売の基本になるものですから、買えば使うし、使えば買うし。その通貨を使わなくなるということの意味は、皆さんでもお分かりになるでしょう。

アメリカ株の崩落に加えてドル下落やってくると、またしても世界未曾有の経済恐慌がやってきます。

世界の投資に渦巻く負のエネルギー(ヘッジファンドなどの売り浴びせ勢を含む株価が下がると儲かる輩)は2008年のリーマンブラザーズショックで少し吐き出していますが、ほぼ7~8年おきにやってくる株価崩落の落ち幅を考えると、2008年から16年経っていますから、倍の負のエネルギーが炸裂する可能性があります。

炸裂しないに越したことはないのですが、これはいつか放出しなければ済まないものです。

人為的に起こされるか、自然に起こるかは神のみぞを知るところです。(過去のものは人為的に恣意的に起こされました)

締めくくりましょう。

ここでは大きなチャンスと大きなリスクを述べました。

日本はとてつもない「大チャンスの中にある」ということ。

その一方で

アメリカ発の大ピンチがやってくる可能性もあるということ。

この2つのシナリオを考えて、投資家の皆さんお考えください。

(言われなくても考えてるでしょうけど、パンピーに分り易く説明しましたw)

明日も善き日で。