トヨタの車載電池戦略 | ある女子大講師

トヨタの車載電池戦略

1.トヨタ、パナソニックHDと共同出資の車載電池メーカーを完全子会社化…量産体制を強化。傘下の車載電池メーカー「プライムアースEVエナジー(PEVE)」を3月下旬に完全子会社化すると発表した。共同出資するパナソニックホールディングス(HD)が保有する株式19・5%分を買い取る。取得額は非公表。電動車の普及に伴う電池の需要拡大に対応する。

 

2.PEVEは静岡、宮城両県で、ハイブリッド車(HV)向けの電池を生産している。2026年には静岡県湖西市に新設する工場で、電気自動車(EV)向け電池の製造にも乗り出す。

トヨタがパナソニックHDに買収を打診した。完全子会社化で、トヨタは「量産体制を強化し、競争力を高めたい」と説明している。

PEVEは1996年、松下電器産業(現・パナソニックHD)グループが60%、トヨタが40%を出資して設立し、トヨタが2005年、出資比率を60%に引き上げて子会社化していた。

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