「IQの高い国」ランキング トップ15 | ある女子大講師

「IQの高い国」ランキング トップ15

「IQの高い国」ランキング トップ15

1.学業や仕事で成果を挙げたり、ふだんの暮らしをよりスマートにこなしたりするうえで、柔軟な発想力は欠かせない。その指標のひとつであるIQの高さにおいて、日本は世界でも高い水準にあるようだ。IQ判定サイトの「Worldwide IQ Test」から、IQが高い世界の国と地域15を見てみよう。なお、ランキングは常時変動しており、以下の順位は2023年1月13日時点のもの。

*IQ(Intelligence Quotient)とは、知能指数を意味する

 

5位:イタリア

イタリアはノーベル賞受賞者の数で世界12位となっており、これまでに21人を世に送り出した。直近では2021年に理論物理学者のジョルジョ・パリージがノーベル物理学賞を受賞している。イタリアでの義務教育の開始は日本と同じ6歳だが、期間は日本より1年長い16歳までとなっている。大学などに相当する高等教育での在籍率では女性が74%となっており、同国男性の53%を上回る。

 

4位:ハンガリー

ハンガリーからはこれまでに13人のノーベル賞受賞者が誕生し、世界で15位(タイ)となった。比較的新しい実績としては2004年、イスラエル市民として生化学者のアブラム・ハーシュコがタンパク質に関連した研究により、ノーベル化学賞を受賞している。ハンガリーでは幼稚園への通園が義務となっており、義務教育は3歳から16歳までの13年間に及ぶ。

 

3位:韓国

韓国の金大中・元大統領は2000年、民主化と人道面での貢献が認められ、ノーベル平和賞を受賞した。南アフリカの英雄的政治家にちなみ、アジアのネルソン・マンデラとも呼ばれる。韓国では大学などに相当する高等教育での在籍率が高く、該当人口に対して95%が在籍している。就学前教育では3歳児以降を受け入れる幼稚園のほか、0〜5歳の教育を一貫して受けられる保育所も選択可能だ。

 

2位:台湾

台湾からはこれまでに4人のノーベル賞受賞者が誕生している。1986年には化学者で米カリフォルニア大学バークレー校名誉教授の李遠哲が、ノーベル化学賞を受賞した。ほか3名は物理学賞となっており、科学分野での実績が顕著だ。台湾では高校にあたる高級中等学校の卒業後、大学および単科大学へ進学する前過程として、科学技術大学で学ぶこともできる。

 

1位:日本

IQランキングで日本が1位に輝いた。29人のノーベル賞受賞者を抱える日本は、受賞者数で世界7位となっている。最近では2021年にノーベル物理学賞を受賞した真鍋淑郎をはじめ、ほぼ毎年1人とも言えるペースで受賞者が出ている。物理学および化学の分野が中心だが、2017年には長編小説『日の名残り』で知られる石黒一雄がノーベル文学賞を受賞している。