AI半導体で競演、ISSCC 2024の見どころ | ある女子大講師

AI半導体で競演、ISSCC 2024の見どころ

AI半導体で競演、ISSCC 2024の見どころ

1.半導体のオリンピックと称される国際会議「ISSCC:International Solid-State Circuits Conference」の第71回大会(ISSCC 2024)が2024年2月18~22日にサンフランシスコで開催。今回のISSCCは、AI(人工知能)半導体関連の講演が目立つ。NVIDIA(エヌビディア)やAMD(Advanced Micro Devices)、米Intel(インテル)、IBM、台湾MediaTek(メディアテック)らがAI処理を担うプロセッサーについて語る。企業の採択論文*数では韓国Samsung Electronics(サムスン電子)が群を抜き、14本で首位。Intelが8本で続く。日本企業ではルネサス エレクトロニクスの2本が最大。ISSCC常連だったソニーセミコンダクタソリューションズは、今回、採択論文がなかった。

 

2.生成AIの登場や地政学リスクへの懸念を背景に、AI処理半導体を中心に半導体への関心が世界で高まっている。その関心の高さを示すかのように、ISSCC 2024への投稿論文数は前年比39%も増加し、873件と過去最高を記録した(図1)。採択論文数は同18%増の234件で、こちらも過去最高。採択率は26.8%と過去最低となった。採択論文のうち大学が72%(前年比3ポイント減)、企業が24%(同3ポイント増)、研究機関が4%(同±0ポイント)をそれぞれ占める。以下、

https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00001/08871/?n_cid=nbpnxt_mled_dmh