東京都にある特別養護老人ホームで、入所者が介護用リフトから転落し、死亡してしまうという事故がありました。
ベッドから車椅子へ移乗させるために介護用リフトを使用したのですが、何らかの原因でスリングシートがフックから外れ、バランスが崩れ、転落したのが原因だそうです。
ここは、介護士が持ち上げる介護を排除するために多くの介護用リフトを導入し、介護士の負担軽減を積極的に行っていた先駆的な施設です。
介護用リフトの正しい使用方法を学ぶために、講習会にも参加したり、施設内でも研修を幾度となく行っていたと言います。
それなのに、何故このような事故が起きてしまったのでしょう?
スリングシートの種類に間違いはなかった…?
正しいポジションでスリングシートを当てがった…?
スリングシートをしっかりフックに引っ掛けた…?
リフトを持ち上げ過ぎなかった…?
ベッドと車椅子の距離が離れ過ぎていなかった…?
介助中よそ見をしていなかった…?
現状では詳しい情報がないため、こちらの推測に過ぎないですが、色んな原因が浮かびます。
一見とても便利な福祉用具でも、使い方を一歩間違えれば今回のような大きな事故に繋がるケースがあります。
多くの方に周知徹底させるのにはとても労力がいりますが、研修にやり過ぎはありません。
そして我々も、『知っている!わかっている!』という慢心を捨て、常に復習しながら正しい知識を得ていきたいと思います。