放送作家の板橋めぐみです。

 

◆自己紹介◆

 

 

前回はいつかインタビューされたいあなたのために!

ぜひ知っておいてほしい

コメントの基本、その1をお送りしました。

 

 

 

 

今回は「その2」をお届けします。

 

 

 

コメントは「。(まる)」で短めに区切る

 

 

コメントの基本 その2は、

「『。(まる)』で区切る」、

「できたら短めに!」です。

 

そんなの当たり前!!

と、お思いかもしれませんが…

 

話し言葉だと、

「。」を使わずに話す方、

とっても多いんですよ。

 

話し始めると

なかなか「。」が打たれない。

一つの文章がとっても長くなる。

 

これ、完全に話し方のクセです。

 

多いのは「〜〜なんですが」や

「〜〜〜なんですけれども」で、

一つの文が延々続くケースです。

 

 

 

 

以前、とある学生演劇の演出家の方に

「演出で心がけていることは?」について

インタビューした時のコメントはこんな感じ。

 

演出家の方のコメント

「やっぱりまずは楽しいって思ってもらいたいっていうか、芝居をする何か違う役を演じてみるとか、違う人の気持ちを想像してみて、で、それを誰かにわかりやすいように表現するっていうことってやっぱり、特に日本の教育だと、あまり重視されてこなかったところだと思うんですけれど、あの、コミュニケーションを人と取ってく、そしてその言葉を実際に口に乗せてみて、人に伝えてく、みたいな、そういうのって単純に楽しいんだよっていうことを、やっぱり、味わってもらいたいと思いますし、普通にやってても楽しいんでしょうけど、ちょっとでもできること増やせると、何かもっと、ああ、そっか演劇ってこんなに楽しいんだって思ってもらえるかなと、うん、そう思ってやってます。」

 

 

「。」までが長い!ですよね?

 

でも、あなたも私も、

おそらく普段こんな話し方になっています。

 

特に、考えながら喋ると

誰でもこうなってしまうはず。

 

日本語の場合、構造の問題なのか、

意識して区切らないと、

延々、文章が伸びてしまうんですよね。

 

 

 

 

ワンセンテンスが長いと編集が大変!

 

 

 

専門的な話になりますが、

テレビのドキュメンタリーなどでは

取材相手のインタビューを、編集前に、

一言一句同じ形で書き起こします。

 

 

そして、話し手の意図を汲み取りつつ、

見ている人がわかりやすいように

文字と映像を照らし合わせながら編集します。

 

 

上記のインタビューを編集すると、

以下のようになるでしょうか。

 

 

「何か違う役を演じてみるとか、違う人の気持ちを想像してみて」

「その言葉を実際に口に乗せてみて、人に伝えてく」、

「そういうのって単純に楽しいんだよっていうことを」

「味わってもらいたいと思います」

 

 

なんとか意味の通じるコメントになりました。

ただ実際の声の感じによっては

不自然になることもありますので、

その場合はまた編集のし直しです。

 

 

要は、「。」のない話し言葉を編集するのは

とっても大変だということ。

 

 

「いつかはインタビューされたい!」という

あなたは、できましたら普段から、

話し言葉でも極力「。」を多めに使うよう

心がけていただきたいです。

 

 

そうすれば、番組スタッフにも喜ばれるし、

何より聞き手に伝わりやすいはずです。

 

 

<まとめ>
書き言葉だけでなく話し言葉でも、

一文を短めに区切りましょう。

その方が、相手に、伝え手の意図が

正確に伝わるはず!!

 

 

次回は「コメントの基本③」をお届けします。

 

 

今日もお読みいただき、

ありがとうございました!!

 

 

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