来店してくれた奇跡
飲食店を経営していると毎日色々なお客様が来店してくださいます。
長年していると当たり前の日常に感じてしまいますが、実はこれは凄いことだと思うのです。
自分のお店は薬院という飲食店密集地域にありますのでの周りにはたくさんの飲食店があります。
来店して下さるということは沢山の他の飲食店の前を通り過ぎてくるわけです。
自分は仕事柄外食することが多いのですが、予約をしていない場合、もともと行こうと思っていた飲食店に向かっている途中で、素敵な飲食店を発見してついふらっと入ってしまうなんてこともあります。
来てくださるお客様はそういった誘惑を乗り越えて、自分のお店にたどり着くわけです。
また、ライバルは周りの飲食店だけではありません。
コンビニやパン屋、お弁当屋さんで購入して食べるということもあります。
もちろん自炊するということもあれば、食べないという選択肢も。
とにかくあらゆる選択肢がある中で、色々な誘惑を断ち切って自分のお店にたどり着くわけです。
これってほとんど奇跡に近いのではないでしょうか。
「沢山の選択肢の中から自分のお店を選んでくれた。来店までのプロセスにおいて沢山の誘惑に負けずに自分のお店にたどり着いてくれた。」
そんな風に思えるのです。
そんな風に思うとお客様への感謝の気持ちもより一層高まります。
「これは奇跡的なことなのではないだろうか。だからこそ最高のひと時を提供したい。」
そんな風にスタッフみんなが思っているお店。
そしてスタッフみんなが来店してくれた奇跡に感謝しているお店。
そんなお店を沢山増やしていきたいですね。