不透明決着でも場合によって感動は伝わる・・・という話 | 編集人の戯言

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私めの夢闘派からの独立により、題名こそ変わりますが、やる事は全くかわりません(笑)
ただし、今後は契約している夢闘派さんに加えてクレイジーユニオンさんの話題も増えていきます。

先ほどは失礼しました(笑)

ま、エイプリルフールですからね。

軽く流す程度で、よろしくです。

 

さ、気を取り直していきましょう。

本日は編集人の戯言でございます。

昨日ですか、元週プロ編集長の佐久間一彦氏が面白い事を書いていたので、とりあえずご一読いただけたらと思います。

両リンの歴史と「両リン学」|カズサク|note

 

両者リングアウトについて結構な掘り下げ方をしていますが、思わず「そういう解釈もあるんだねぇ」と感心してしまいましたね。

 

考えてみれば夢闘派プロレスにしても第三ブランドにしても割と不透明決着が多かったりします。

本当に時間切れ引き分けとか、はたまたノーコンテストとか、今年に入ってからの試合結果なんて完全に白黒ついたのって第三ブランドのメイン位で、それだって裏切り行為からの決着だから、不透明っちゃあ不透明でして・・・

 

吉野代表、笑いながら言ってましたもん。

「今どきのファンだったら激怒もんです」

じゃあ、不透明決着がつまらないかというと、これがそうでもないんですよね。

如実だったのは2/5に行われた山田太郎対定アキラのシングルマッチ。

記録上は両者リングアウトですけど、試合終了後、お客さんが立ち上がって拍手をしてましたからね。

あの試合はたまたま両者が力尽きたのが場外で、ほぼ両者ノックアウト状態。それまでの攻防も相当ハイレベルで、もうここまでやってくれたら勝者も敗者もないよなぁ・・・って感覚に陥ります。

それはこの日のメインイベントである新井健一郎対GENTAROも同じことで、時間切れ引き分けでもアンケートに「完全決着じゃないからつまらない」という声はひとつもなかったですね。

ただ、再戦希望はものすごくありましたけど(笑)

3/11第三ブランドに至っては1試合目から3試合目まですべてノーコンテストという、今どきのファンからすれば

「なめてんのか?」

という展開。

じゃあ、お客さんの反応はというと

「ジェットコースターみたいな展開で面白かった」

という声が多数(笑)

自分はそのあとのパソコンクラッシュで大凹みしましたけど・・・

プロレスって勝敗も大切かもしれないけど、その結末に至るまでのプロセス、つまりどういう試合内容だったのかが重要視されるんだと思います。

いわゆる勝敗が付いた試合でも、そこに至る試合がつまんなければ、お客さんは最終的につまらない・無関心という状況になるだろうし、逆に不透明な結末でも、試合内容の素晴らしさで、これはもう納得するしかないと判断すればいい試合となるんでしょう。

 

かつて夢ファクの仲野信市選手がこんな事を言ってました。

「お前たちは目の前にいる相手を倒すのではなく、リングを取り囲む観客とも勝負しなきゃならないんだぞ」

単に白黒つけるなら、目の前の相手を倒せばいいけど、その闘いをどうお客さんに納得させるのかが問われる・・・

 

うん、不透明決着でも場合によって感動は伝わります。