大混乱の第三試合の後、休憩を挟んで行われたのが瓦井寿也とガッツ石島のシングルマッチ。
「体が大きいのに持て余している気がする」という石島選手がどう瓦井選手の意識を変えていくのかが最大のポイントなんですが・・・・
どなたかが「佇まいはまさにターザン後藤対大矢剛功」と言ってましたが、まさにその雰囲気は90年代後半に行われていた大型選手同士のシングル対決の雰囲気そのまんま。
瓦井選手の攻撃を受けきった後、倍返しの反撃をする石島選手。
その姿はまさにあの当時の"鬼神"そのものでしたね。
普通ならここでフォール行くべきところを
「立て!コラぁ!!」
と無理やり立たせて、さらにトドメの一撃をくらわすという・・・
これも当時のインディーではよく見る光景でした。
でも瓦井選手も別にチャレンジマッチという意識なんぞサラサラなく、一発逆転を狙ってたのも事実。
それまでワンサイドゲームだった試合がこのスピア一発でイッキに逆転していきます。
そして圧巻はこのブレインバスター。
巨体の石島選手を持ち上げた段階で館内は大きくどよめきます。
しかし反撃もここまで。
最後は石島選手のフィニッシュムーブ3連発。
それでも逆に言えば3回もフォールを返したという事で、これは凄い事ですね。
試合後石島選手に瓦井選手の感想を訊くと
「まだまだ粗削りだけど、体も大きいし力もあるし。投げ飛ばされちゃったよ、俺」
と瓦井選手を賞賛。
最近のインディーでは見かけなかった大型ファイター同士の激突。
第三ブランドでもこういう試合はあっていいと思いますね。