さて、この轟気Ⅱの開催によって以後の夢闘派プロレスの風景がガラッと変わったと自分は思っています。
主役はあくまで次世代を担う各団体の若手メンバーで自分の力のみでベテラン選手から勝利をもぎとるという"下克上マッチ"。
そんな中で夢闘派初参戦したのが"悪童"田馬場貴裕選手。
まだデビューして半年くらいだったと思いますけど、山田選手相手に強気の攻め。今みたいなインサイドワークなんてしゃらくさい!蹴りを中心に山田選手に攻撃の隙を与えませんでした。ラストは山田選手の作戦勝ちみたいな感じでしたけど、場内は「こいつ何者だ?」という雰囲気でしたね。
この大会ではひとつ仕掛けがあって、ダークマッチとメインがリンクしているんです。
HEAT-UPの近藤選手がガッツワールドのダイスケ選手と闘い、ガッツワールドの大谷選手がHEAT-UPの田村選手と闘うという図式。
お互いのライバルが育てた若手と激突する訳ですから、そりゃあ意地でも負けられません。
ここだけの話、大谷選手、緊張のあまりえずいてましたからね(笑)
そして!!これは個人的にこの大会のベストバウトがこちら
佐藤泰対大野翔士の試合です。
映像があったので貼っておきますが・・・大野選手が以前言ってたんですが、山田選手との試合を見て
「すげー選手がいる」
って思ってて、この試合が決定した時は喜んだんですって。
この試合後、佐藤選手と大野選手は師弟関係?みたいな感じになり、現在に至ってます。
ちなみにこの大会の控室で初遭遇ながら意気投合した大野選手と田馬場選手、"悪童コンビ"が誕生したのもこの大会なんですよ。
