FIP | いた吉のブログ

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日常の日記です

5月12日にゃんこがFIPの診断を受けました

**FIP(猫伝染性腹膜炎)***
多くの猫が保有している猫腸コロナウイルス(FECV)が、猫の体内で突然変異する猫伝染性腹膜炎ウイルス(FIPV)によって引き起こされる。
突然変異を起こす原因は様々だが、子猫(3ヶ月~3歳)、老猫(10歳以上)、ストレスを抱えた猫など、免疫力が衰えた猫に多く発症する。

猫伝染性腹膜炎を発症するFECV保有の猫は10%以下と推計されている。
典型的な症状が現れると、致死率がほぼ100%。

⭐ドライタイプ、非滲出型
化膿を伴う肉芽腫性の病変が特徴で、食欲不振や体重減少などの慢性症状のほか、腎臓、肝臓、腸、神経(運動失調)、目(ブドウ膜炎・脈絡網膜炎)などに様々な症状が現れる。
免疫反応が通常よりもやや劣る個体に多いとされる。

⭐ウェットタイプ、滲出型
タンパク質を多く含んだ漏出液が、胸腔、腹腔、心膜腔といった体内のあらゆる隙間に貯留する。
腹水、胸膜炎、胸水などの症状が現れ、結果として呼吸困難に陥り、数日~数ヶ月の内に死亡する。免疫反応が通常よりも悪い個体に多いとされる。

⭐治療法
猫伝染性腹膜炎ウイルスを根絶する薬剤は開発されていないため、現れた症状を悪化させない対症療法を行う。********


7日 前日より呼吸が早く受診、胸水が250ml溜まり入院
9日 退院
12日 FIPと診断され、対症療法開始 
 飲薬・ステロイド、利尿剤、抗生剤、塩酸オザグレル、消化管運動剤、胃薬
 注射・インターフェロン
 食事・1日に数回食事を与え、夜に体重を維持する為に強制給餌
   ・脱水防止の為にシリンダーで給水
13日 胸水130ml抜く、インターフェロン注射
15日 胸水100ml抜く、インターフェロン注射の練習

胸水の溜まるにゃんこはウェットタイプ
致死率は高いですが、食事を与え、体力を落とさなければ
助かる可能性もあるんだとか!

発症前は3.8kgあった体重がたった数日で3.4kgに・・・


昨年闘ったイタチさんは原因がわからず
満足な治療ができないうちに体力を奪われ旅立ちました
今度こそ助けたい

何の罪もない小さな命が
何故苦しまなければならないのか・・・腹が立ちます