直樹「(どんだけぼったくるんだ)ま、続けて」

オタッキーB「コトリンに関しては、僕等は二次創作の制限は設けていません(※執筆者注:オタッキーBの発言は原作のコトリンとは関係ありません)」

琴子「というと?」

オタッキーC「一般的には、二次創作は、版権団体が許可しない限り、法に触れます

琴子「違法ってこと?」

オタッキーB「まあそうとも言います。ドゥフww」

オタッキーC「具体的にはまずは著作権です。著作物を複製する権利である「複製権」、二次的著作物を作成する権利。二次利用権・改作利用権とも言われる「翻案権」、著作物の改変を禁止する権利。著作者人格権の侵害である「同一性保持権」等の著作権侵害とみなされます」

オタッキーA「イタキスの著作権は(有)ミナトプロダクションが管理しているから、(有)ミナトプロダクションが訴えようと思えば簡単にお縄頂戴というわけです、ドゥフww」

直樹「…ドゥフはいいから続けてくれ」

オタッキーB「僕等のコトリンは、自由に二次創作をしてくれても構わないと明言しているけど、そうでないイタキスの二次創作は、作成してネットに掲載したり同人誌にした時、訴えられてもしょうがない」

オタッキーC「多田かおる先生の作り出したイタズラなKissを勝手に改変してるわけですからね」

オタッキーA「今までそういう人が出てきていないのは、(有)ミナトプロダクションが見て見ぬフリをしてくれているからです」

琴子「へぇ…」

直樹「各権利団体によってどういう考えかはオレにも諮りかねるが、二次創作が盛り上がることで原作人気が保たれることもあるから、あえて見てみぬふりをする場合もあるらしい」

オタッキーA「ここで重要なのは、黙認ではなく見てみぬフリということ」

琴子「どういうこと?」

オタッキーA「文字通りですよ。黙認は黙って認めるということ。元々二次創作を認めていない(明言していない)わけですから、見てみぬフリが正しい」

直樹「そういうこと。イタキスの二次創作は(有)ミナトプロダクションが訴えようと思えばいつでもできるのに、あえてみて見ぬフリをしてくれている。それで成り立っているということを忘れてはいけない

琴子「感謝して、謙虚にならなきゃいけないってことよね」

直樹「二次創作を作るほうも、読むほうも、多田先生が苦労して作り出したイタキスと(有)ミナトプロダクションになるべく迷惑をかけてはいけない。二次創作をするだけでもある意味で迷惑なんだからな」

オタッキーC「漫画が読めるまで、どれだけの人の手間ひまがかかっているかを考えれば一目瞭然であります。まずはなんと言っても多田先生、担当編集者の方々、別冊マーガレットの方々、アシスタントの方々、御家族、誤字脱字を修正する校正の方、漫画を印刷する紙を仕入れる人、納品する人、印刷機を回す人、印刷に使うインクを仕入れる人、製本して問屋に卸す人、本を運んでくれる運転手さん、本屋に並べてくれる店員さん…ざっと考えただけでも沢山」

琴子「そんなに…考えたこともなかった」

直樹「もっと言えば、漫画の宣伝をする集英社の営業や広報の人なんかもいるだろう。それぞれがイタキスという作品を世に送り出してくれるために仕事をしてくれたから、今イタキスという作品を知ることが出来て、二次創作が出来ている」

オタッキーA「二次創作は、最低限ファンとしてやってはいけないことがあるんです」

直樹「これだけの人が係わってくれているということを踏まえて、多田先生や関係者の方に敬意を表せば当然なんだけどな」

オタッキーABC・直樹「ネット上に既にあるものを含め、原作イラスト・漫画を掲載すること、写メ・デジカメ写真upはやめましょう!」


直樹「原作を下敷きにして線をなぞるトレスも厳密にはアウトだな」

琴子「絵のうまい人をなぞり書きすると上達への近道だという説もあるけど」

直樹「それを二次創作と名づけて公開するのはアウトだ」

琴子「なるほど」

オタッキーB「さらに忘れてはいけないのは」

直樹「肖像権、だな」

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二次創作と肖像権~ドラマの写真掲載はやめよう~>