全く爆発の気配がなかったダイナ。
しかし、カム角センサーのコネクタを抜いてクランキングするとあっさり始動できた。
ということは、エンジン本体の圧縮圧力、バルブクリアランス、エンジンECU、インジェクタドライバ、インジェクタ、サプライポンプ、クランク角センサーは問題ないことが実証された。
では、カム角センサーの不良か?
それはNOである。
オシロの波形からはカム角センサーの信号は全く問題ないことが確認されている。
やはり、タイミングがずれているとしか思えない。
ただ、いろいろと疑問は残っているがとにかく確認が先である。
ファイネスでタイミングの合わせ方を見ると、1番シリンダを圧縮上死点にして、カムシャフト(カム角センサー)のマークとサプライポンプ(クランク角センサー)のマークを合わせるとなっていた。
とりあえず1番シリンダを上死点にするため、クランクシャフトを回してフライホイールのマークを基準位置に合わせた。
この状態でクランク角センサーを外した穴からマークを確認すると何もなかった。
4番シリンダが圧縮上死点になっているのだろうと思いクランクを360度回転させた。
すると、クランク角センサーの取付穴からマークが見えた。
これで1番シリンダが圧縮上死点になっているはずなので、この状態でカム角センサーの合いマークが見えなければずれているということになる。
とても見ずらいところにあったが、鏡やスネークカメラを使って確認すると・・・・
「えっ~~~~~」
ちゃんとマークがあったのである。
全てのマークはずれていなかったのである。
と、ちょっとがっかりしたが、実はそんなでもなくここまでは予想通りなのである。
もう1回だけつづく