始動不能/ダイナ④ | 自動車整備士駆け込み寺 喝っ!

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ヤフーブログからの引っ越しです。

全く爆発の気配がなかったダイナ。

 

しかし、カム角センサーのコネクタを抜いてクランキングするとあっさり始動できた。

 

ということは、エンジン本体の圧縮圧力、バルブクリアランス、エンジンECU、インジェクタドライバ、インジェクタ、サプライポンプ、クランク角センサーは問題ないことが実証された。

 

では、カム角センサーの不良か?

 

それはNOである。

 

オシロの波形からはカム角センサーの信号は全く問題ないことが確認されている。

 

 

やはり、タイミングがずれているとしか思えない。

 

 

ただ、いろいろと疑問は残っているがとにかく確認が先である。

 

 

ファイネスでタイミングの合わせ方を見ると、1番シリンダを圧縮上死点にして、カムシャフト(カム角センサー)のマークとサプライポンプ(クランク角センサー)のマークを合わせるとなっていた。

 

とりあえず1番シリンダを上死点にするため、クランクシャフトを回してフライホイールのマークを基準位置に合わせた。

 

 

 

 

 

 

この状態でクランク角センサーを外した穴からマークを確認すると何もなかった。

 

 

 

4番シリンダが圧縮上死点になっているのだろうと思いクランクを360度回転させた。

 

すると、クランク角センサーの取付穴からマークが見えた。

 

 

 

 

これで1番シリンダが圧縮上死点になっているはずなので、この状態でカム角センサーの合いマークが見えなければずれているということになる。

 

 

 

とても見ずらいところにあったが、鏡やスネークカメラを使って確認すると・・・・

 

 

 

 

 

「えっ~~~~~」

 

ちゃんとマークがあったのである。

 

全てのマークはずれていなかったのである。

 

と、ちょっとがっかりしたが、実はそんなでもなくここまでは予想通りなのである。

 

 

もう1回だけつづく