『24時間テレビ愛は地球を救う』っていう、日本テレビ系列の番組がありますね。
あれって、1978年から放送が始まって、なんと今年で40回目なんだそうな。
凄いもんですねぇ。
今年も、26日土曜日の夜から、翌27日日曜の夜まで放送されました。
しかし最近ではずいぶんと叩かれてもいるようです。
なんでかって、出演するパーソナリティーらが多額のギャラを受け取っていることが、「チャリティーでもなんでもないじゃないか!」との批判を受けているわけです。
つまり、一般視聴者からなけなしを寄付を集めておきながら、スポンサーからは多額のCM料を取り、そして出演者には高額のギャラを支払っている。出演者も「寄付をお願いします」と言いながら、自分は金をとっているわけです。
この構図が、「おかしいじゃないか!」と。
つまり、番組の趣旨を考えれば、パーソナリティーやら出演者やらも、そのギャラを全額寄付にまわし、スポンサーからのCM料も寄付にまわすならば、番組の趣旨として説得力がある。
しかし、「出演者がギャラで儲けて、テレビ局もCM料で儲けているなら、結局、自己満足どころか、詐欺に近いじゃないか」ということなんですね。
なるほど。そりゃそうですわ。
結局は、テレビ局の欺瞞ですね。
そして、そういう欺瞞にまんまと騙されお金を出す愚かな視聴者が大勢います。
そういえば、小生が子供の頃、この番組を観ながら親に訊ねたことがあります。
「うちもこの番組で寄付しようよ」。
そしたら母曰く、「こんな番組なんかで寄付しなくても、本当にちゃんとした寄付の窓口は他にいくらでもある。こんな番組に寄付しても意味ないよ」・・・と。
出演者のギャラ云々については母は知らなかったでしょうけれど、しかし母の一言は、実に本質を衝いていたわけです。
我が母ながら、おそるべし