高石市「匠」地車 | 板原村のだんじり会館

板原村のだんじり会館

だんじり時々、旨いもの♪
2006年にヤフーブログを開設、これまでの多くの人との出会いに感謝。
「館長いつも見てるよ!」と声をかけてくださる方々が各方面にいて、そういうのがブログを継続して頑張れる源なのです。

どうぞご贔屓に。
ごゆっくりどうぞ。

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4月29日(祝)
午前中は家の用事や何やらで外出できず(涙)。。
時計は午後2時半、ブログ仲間の国津社さんとともに、向かった先は高石・八区。

例年恒例になっている町会のイベントに、だんじりも展示されているとあって、
少し見学させていただきました♪

会場に到着する頃には、イベント終了の少し前。
片付け開始というタイミングにもかかわらず、見せていただけてよかったです。。。

「大義」&「森西鶴」という珍しいコンビが放った作品、ぜひご覧ください。


久方ぶりの「だんじりレポ」です。
では、どうぞ・・・。


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▲まずは前後の姿見。
 入母屋です。春木中町とよく似た雰囲気かなぁ~。


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▲続いて平方向から。


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▲正面懸魚。
 波頭の奥をよく見ると・・・一羽の千鳥が見えました。


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▲主屋根枡合いです。
 正面「源義経、梶原景時、逆櫓の激論」
 平右「鎮西八郎為朝の強弓」
 平左「平重盛、父の不忠を諌める」


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▲土呂幕正面です。
 正面「源頼朝の初陣」、森西鶴師の銘がありました。
 

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▲同じく平の右「斉藤実盛 手塚光盛の大奮戦」。
 

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▲同じく平の左、おなじみ「巴御前の雄姿」。


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▲松良の作風が、少し他の部分とは違ってました。
 舜刀彫り・木下頼定師の作かな??


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▲主の垂木を見てみると・・・
 芯(柱の延長線)にある桁から垂木が開き始めてます。
 元々「切妻」の地車が「入母屋」に変更されるときに、このパターンがよく採用されてますね。


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▲「匠」の意匠。
 縁隅木、垂木、幟台。


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▲摺り出し鼻には「麒麟」がいました!


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▲見送り「一の谷」です。


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▲後屋根枡合い正面。
 これぞ「醒ヶ井彫り」、とも言うべき雰囲気。
 実は、わが町の先代地車の昭和の大修理、醒ヶ井彫の井尻師によって施された彫刻で、
 後屋根の懸魚に、なんとこの場面が彫りこまれておりましたので、なんとなく親近感があります・・・。


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▲竹の節「親子獅子」。
 よう彫ってましたよ~!貝塚の東などを思わせます。


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▲バランスのとれた姿見です。


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▲見送り下の連子より。癒されますね~♪
 

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▲迫力のある吊下げ町名幟。


◆匠(八区) 通称:大工村 地車紹介◆

    ●製作:平成6年9月新調。
        平成9年9月完全完成。(「源平合戦」の統一彫り)

        大工:植山良雄
        彫師:森 西鶴(醒ヶ井彫り)、助・木下頼定


    ●主な彫刻
        主屋根枡合:正面「源義経、梶原景時、逆櫓の激論」
              平右「鎮西八郎為朝の強弓」、平左「平重盛、父の不忠を諌める」

        土呂幕:正面「源頼朝の初陣」
            平右「斉藤実盛 手塚光盛の大奮戦」
            平左「巴御前の雄姿」
 
        見送り:「一ノ谷の合戦」



おまけ

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会場にはたくさんのチビッコと、ミニだんじりもありました。(そうそう、ミニ電車も走ってたりなかなか楽しそうでした。。。)

このミニだんじりも、なかなかの秀作ですね♪

八区町会の皆様、本日はお疲れ様でした。
また、イベント終了まぎわの時間帯にもかかわらず、見学をさせて頂きありがとうございました。