ボクが愛用しているお抹茶碗を紹介します😄
ぜひ読んで見てください😄😄
お抹茶碗は陶芸界では最高峰の焼き物と言われています。
それは日本の陶芸は「茶陶」こそがその中心であったからです。
お抹茶碗の良いところは茶道の心得を知らないボクでも、
茶碗がひとつあれば、やかんから湯を入れて飲むことができます🍵
さらに陶芸家さんの技術がすべてこの中に凝縮していると言っても過言では無い、
お抹茶碗こそが、陶芸家さんの技術の証明でもあるんです💪
ボクは何点かお抹茶碗を持っていて、中には○○万円💸の茶碗もあります❗
でも実際使っているのは2点の茶碗です。
それが紹介するこの茶碗です👇見てください😄
・加藤廉平 (かとうれんぺい) 「黄瀬戸茶盌」
加藤廉平先生は愛知県瀬戸市の陶工で1928年8月6日生まれ。
現在95歳で現役です👏
瀬戸市赤津町で主に黄瀬戸・織部・粉引・志野等を手掛けられています。
残念ながら付属の桐箱が無く裸の状態ですが、ボクが使うためのものなので必要ありません😆
この黄瀬戸茶碗は廉平先生本人から頂いたもので、
手の小さなボクにはちょうど良いサイズです👍(女性にはちょっとおおきいかも・・・)
造形がシンプルでとても使いやすいです😉
側面には緑色のタンパン(硫酸銅)と鉄釉を打って黄色の茶碗にアクセントを付けています❗
光沢✨のあるツルっとした肌が黄瀬戸らしい、
やっぱり黄瀬戸はこんな品のある作風がとても似合います🥰
茶碗を上から見た写真です👆
中央に茶だまり(凹んだ部分)があります。
点て方など知らないボクでも非常に茶を点てやすくて素晴らしいです😉❗
茶碗と言ったら高台の土見せ部分👀❕
廉平先生は選び抜いた上質な地元瀬戸の土と美濃の土をブレンドして使っています。
ボクのようなマニアにはザラザラした土の肌を見ると嬉しくなります😍
・大江幸彦 (おおえさちひこ) 「碧霜斑釉茶盌」
大江幸彦先生は愛知県瀬戸市の陶工で1930年12月12日生まれ。
詳しいことはわかりませんが、残念ながら20年以上前に亡くなられている作家さんであります。
主に日展等の全国公募展で活躍されて、40年以上前は非常に人気があり瀬戸を代表するような陶芸家として有名でした❗
恐らく50年以上前に作られた茶碗で、陶歴表や茶碗の大きさ・作風から昭和40年代頃の作品だと思います😅
この青い茶碗は6年程前、東京の西武百貨店で行われた骨董市で購入したもので、
当初4000円弱位の値段から3500円に値引きして頂き、手に入れました😜ラッキ~
その時、「良い茶碗だ~」と手に取り、陶歴表を見たら、「あっ!瀬戸の作家さんだ!」とすぐ購入を決めました❗
茶碗の色から、夏に使う茶碗と言っても間違えない色と柄で、
正面には山から滝が流れている風景、裏側には川の流れを現した模様があります👀
今の時期には寒々しいですが、夏に使えば非常に涼しげです🍧
👆上から見ると正面右側にヘラで斜めに削いだ飲み口が作られているのがわかります。
非常に端正なロクロの造形、作為が無く職人的な仕事を感じます❕
やっぱり、この時代の方は上手いなぁ~と感じてしまいます😊💛
高台には釉薬が掛けられておらず、土見せを作っています。
幸彦の「サ」の彫り名が有ります👀
いつまでも見てられるような素晴らしい高台の造りに感動します🥰🩷
ボクが思うこの茶碗のいちばんの魅力は高台で、
俗に言うもぐさ土と言われる、パサパサした柔らかさ感じる土を使っています❗
真っ白な色の土色、土の肌合い・質感からハッキリとわかる、超上質な土であります😮
現代では手に入れることが絶対できない上質な陶土・・・50年前はこんな希少な土が手に入る時代だったんでしょうね😊
共箱の設えにも時代の経過を感じます❕
箱書きの書体、ボク個人的に好きな字体でもあります😄
茶色と白色の平紐も、この時代の瀬戸作家さんが良く用いたものでもあります。
ボクのお抹茶碗はいかがでしたか👀❓
現代の陶芸家が作る茶碗は、作為と個性を表すような派手な色・形の茶碗が支流ですが、
ボクの愛用茶碗は昭和40~50年代の瀬戸作家の茶碗を使用しています👍⇐抹茶碗には時代によって流行りの造形があります!
この時代の瀬戸の茶碗はどの作家さん(加藤廉平先生や大江幸彦先生と同じ世代)サイズ感や造形に似たところがあります❕
作為よりもロクロや高台の造りを意識し、使いやすさを重視していたんだと思います。
ボクは使いやすく、そして作家の職人的な技術が詰まったこの2点の茶碗を、
加藤廉平先生・大江幸彦先生への敬意も込めて、いつまでも愛用していきます😊💛💛💛