大嶋久興の黄瀬戸ぐい吞 | せともん道楽だもんで・・・

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主に東海地方の焼き物産地の瀬戸・美濃の陶芸作家が作った酒器(ぐい吞)を集めています。
作家が作った酒器は、作家の個性と技術が凝縮され、使って良し、飾って良しのコレクションアイテムです。
そんな酒器の魅力を紹介できたらと思っています。

 

岐阜県土岐市の北部、可児市との境界にある美濃陶芸村🔥、

その美濃陶芸村には、数名の陶芸作家の方が日々活動されております❗

 

今回紹介する陶芸家さんは山中🏔にある陶芸村で活動💪し、

黄瀬戸作品を中心に織部や粉引等の作品を手掛けるベテラン作家です👴

1944(昭和19)年2月22日、岐阜県土岐市生まれの、

大嶋久興 (おおしまひさおき)先生の 「黄瀬戸ぐい吞」 です🍶

もちろん新品未使用品✨ですよ😁👍

 

 

大嶋久興先生は土岐市に生まれ、土岐市の一画にある美濃陶芸村に窯🔥を持ち、

長年に渡って黄瀬戸に励んでおられます💪

桃山時代の黄瀬戸の色🟡を出そうと工夫を重ねておられます😉

 

 

この黄瀬戸のぐい吞🍶は、桃山時代に作られた黄瀬戸の向付を模し、

大嶋先生が独自の感性でミニチュア化した意匠のぐい吞です❗

非常に素朴で、可愛らしい💛作品です🥰

 

 

側面には飾らないアクセントとして草花文🌿が彫られ、

緑色のタンパン(硫酸銅)が施されています👀❕

やわらかな肌合いが素晴らしいです💛

 

 

上から見ると非常にシンプルで、作為が無くそれが良いのです😁

黄瀬戸の最高級品✨は「油揚手(あぶらげで)」と言われる、まるで油揚げのような肌合いが珍重されているのですが、

まさにこの黄瀬戸のぐい吞は、油揚げです🥰🧡

 

 

👆高台部分です❕こんな高台を俗に言う碁笥底(ごけぞこ)高台と言われています😃

全体にも釉薬が掛けられ、右下に彫り名で「´く」があります👀

中央の輪っかは窯の中で作品が棚や床に張り付くのを防ぐ為の土の跡です❗

 

 

付属の桐箱のフタに書かれた「黄瀬戸ぐい吞」の字は個人的に好きな字体🖌️であります😁

大きく疾走感のある字で非常に好きです💚

素朴な黄瀬戸のぐい吞作品🍶ですが、箱書きとのギャップが良いですね👍

 

大嶋久興先生は本場の美濃でも数少ない、本格的な黄瀬戸を目指して研究されています❗

黄瀬戸と言っても多くの種類や釉調があり、黄色の釉薬を掛けたものを単に黄瀬戸と作品名にする方もいます😅💦

・・・ですが大嶋先生のような桃山時代の黄瀬戸の再現、釉調を目指す作家さんは瀬戸・美濃でも数える程✋しかいません❗

何度も何度もテストと調合を繰り返し、色んな種類の植物🌿を燃やし灰にして釉薬を作り、

その努力・勉強・研究の結果で、この美しい黄瀬戸が生まれるのです😊🧡

 

大嶋先生のこの黄瀬戸ぐい吞🍶は優しい色合いがボクは大好きです❗

見ているだけで優しい気持ちになります🥰🧡

そんな気持ちにさせてくれる、素晴らしい黄瀬戸の逸品🍶です✨✨✨

 

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