東海地方のやきもの産地、愛知県瀬戸とお隣の岐阜県美濃を紹介した書籍(古本)📚から、
その中で自分が気になった写真📷を紹介します😁
その本は1979年発行で今から40年以上前のものとなります❗
自分の興味ある写真📷ばかり選びましたので、ヘ~って感じの軽い気持ちで見てください
まずは1970年代の愛知県瀬戸の写真から…
瀬戸の玄関、尾張瀬戸駅と瀬戸川の風景
現在瀬戸駅は建て替えられ、瀬戸川は白黒写真でわかる程に白濁していますね!!
在りし日の瀬戸駅前の風景
現在フジカラーの看板のタバコ屋は無く、奥にある商店のところはパルティせとだと思います。
瀬戸の町並み
戦前に建てられた木造の建物がたくさんありますね!
愛知県陶磁資料館
オープンしたばかりだと思います。
瀬戸市歴史民俗資料館
こちらも新しそうですね!
愛知県立瀬戸窯業高校の実習風景
もしかしたら、写真に写っている方々の中に現在50代のご活躍中の作家さんがいるかもしれませんねっ!?
雲興寺
赤津町にある盗難除けで有名なお寺さんです。
陶彦神社
瀬戸のやきものの祖を祀る由緒正しい神社です!
加藤唐九郎(1897年~1985年)と唐九郎の登り窯
瀬戸が生んだ伝説の陶工がこの時は活躍中だったのですね!!
河本五郎(1919年~1986年)
若くしてなくなった瀬戸の名工です!
水ひ粘土の乾燥場の風景
瀬戸の品野町で見られた風景だったようです。
老職人の熟練した手さばき
瀬戸は昔から分業で成り立ち、写真のような優秀なロクロ職人は給料も良く特別扱いされていたとか!?
薪窯の窯入れ
この時代はまだまだ薪窯や石炭窯も現役でした。
薪窯の窯焚き
交代で不眠不休で窯焚きしていました。
続いて1970年代の岐阜県美濃(多治見・土岐・可児・瑞浪など)の写真です…
谷や崖が連なる自然豊かな古虎渓の風景
木々が色付き始める10月頃の写真でしょうか…?
土岐市の全景
中央高速かな…?車がレトロでいいですね!
美濃のやきもの(志野・織部・黄瀬戸・瀬戸黒など)を生み出した山々と五斗薪街道
この街道沿いには多くの陶芸家が住んでおられました。
現在美濃焼を即売する陶器店
ズラリと並んだやきものたちが連れて帰ってもらうのを待っています(笑)
虎渓山永保寺
変わらず美しい風景ですね!
荒川豊蔵(1894年~1985年)【人間国宝】
美濃が誇る偉大な人間国宝、ご存命でした!
塚本快示(1912年~1990年)【人間国宝】と快示氏が考案した手作りの青磁・青白磁用の彫文道具
青磁・青白磁の技法で人間国宝に認定されました。
鈴木 藏(1934年~)【人間国宝】
鈴木藏(おさむ)先生は、こののち志野の技法で人間国宝に認定されました。
奥磯栄麓(1930年~1987年)
栄麓(えいろく)先生は美濃の知る人ぞ知る名工です!若くして亡くなりました。
安藤日出武(1938年~)
全神経を集中し抹茶茶碗をロクロで引いています。
林 孝太郎(1940年~1981年)
41歳で急死された為、この写真はとても希少だと思います!
若尾利貞(1933年~)の陶房
なかなか陶房の中の写真と言うのはめずらしいと思います。
人間国宝の加藤卓男(1917年~2005年)の参考館展示室
恐らく幸兵衛窯の中の資料館だと思います。
陶房で絵付けをする婦人たち
現代とは違い家族総出でやきもの作りをしていた時代でした。
可児の山中にある人間国宝の加藤孝造(1935年~)の穴窯
この窯は現在でも現役で使われています!
多治見高田町の徳利類
たかたとっくりと言われ徳利生産が盛んでした。
今回のブログ記事はボクの趣味要素とローカル感が強かったかもしれません😅
ボクはもちろんこの70年代には生きていませんでしたが…💦、
70年代の瀬戸や美濃の写真から想像するに田舎の風景の中に、どこか活力⚡あふれる雰囲気、働く人の姿💪、
なぜだか懐かしい気持ちとさびしい気持ちになってしまいます🥲💧
それは少なからず衰退著しい瀬戸と美濃のやきもの産業の現状を知っているからであります
瀬戸や美濃は長いやきものの歴史の中の先人たちが遺してくれた道が今でも続いています
その道を絶やさないように今の時代に生きる若い陶芸家の方々が続けていかなければいけません
ボクは陶芸家では無いのでその道を作ることはできないけれど…💦、
たとえボクの通った後には何も残らないにしても😢、
ほんの少しでも瀬戸や美濃が前に進んでいく力💪になれたらと思っています