「発達障害は親の愛情不足」 維新の会の条例案に批判

「朝日新聞」によりますと、

 「大阪維新の会大阪市議団が市議会に提案を検討している条例案に

「発達障害は愛情不足が要因」といった記述があり、

発達障害の子どもの親らでつくる大阪府内の13団体が7日、

「偏見を増幅する」として提案をやめるよう求める要望書を

市議団に提出した。

 条例案は「家庭教育支援条例案」。

この中で「発達障害、虐待等の予防・防止」として、

「乳幼児期の愛着形成の不足が

軽度発達障害またはそれに似た症状を誘発する

大きな要因」と記されている。これに対し、

日本自閉症協会(東京)は6日、

市議団あてに内容の修正を求める要望書を送った。

書面では「愛着形成の不足が原因でないことは

医学的に確立している」と指摘。さらに

「わが国の伝統的子育てで予防・防止できる」といった記述に対して

「脳の機能的な障害である」と誤りを指摘した。

ネット上でも今月初めから「もう少し勉強したほうがいい」

「正しい理解が広がってほしい」という声が相次いでいた。

 橋下徹市長は7日、「発達障害の子どもを抱えて苦労する母親に、

それはあなたの愛情欠如ですと宣言するのに等しい」と批判。

条例案について「行政体が、こういうやり方で子育てしましょうと

網をかぶせるのはどうなのか。

僕が市民の側に立ったら『大きなお世話だ』と言うんじゃないか」

と報道陣に語った。

市議団副団長の辻淳子市議は「条例案はたたき台。

内容は再検討する」としている。」とのことです。

☆「Wikipedia」によりますと、

「発達障害に含まれるのは全て「生物学的要因による障害」である。

発達障害は先天的もしくは、幼児期に疾患や外傷の後遺症により、

発達に影響を及ぼしているものを指す。

対して機能不全家族で育った児童が発達障害児と同様の

行動パターンを見せる事がよくあるが、

保護者から不良な養育を受けたことが理由の

心理的な環境要因や教育が原因となったものは含めない。

また、ある程度成長し、正常に発達したあとに、

疾患・外傷により生じた後天的な脳の障害は発達障害とは呼ばれず、

高次機能障害などと区別される。」とのことです。

☆閑話休題☆

この「家庭教育支援条例案」は、

「子育て支援・児童虐待n防止」を目的として、

「親の教育」を行おうというもののようです。

この条例案の中には、

「子の養育義務は、第一義的に、親にある」とあります。

でも、核家族化により、

祖母から母、そして、娘への

「子育ての継承線」が、途切れてしまっているために、

WHOが推奨するような、たとえば、

「母乳を与える時は、赤ちゃんの目を見ながら

あげましょう!」

その方が、赤ちゃんの情緒の発達にイイんですよ、とか。

誰からも、教えて貰わずに、

ママは、携帯でメールと睨めっこ、

ということになっているのかもしれません。

そうであるならば、第一義的な親の義務だけでなく、

それを補完するための、

地域や行政の役割もきちんと整備していただかないと

(たとえば、待機児童の問題にしても)

第一義的な義務だけ規定されても、

親は、追い詰められてしまうだけではないでしょうか!

これでは、何の支援にも、なっていませんよ!

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