福島県二本松産米:市長「東電に怒り」 緊急会議で迅速公開表明

 「毎日新聞」によりますと、

 「福島県二本松市の新米予備検査で

国の暫定規制値と同じ1キロ当たり500ベクレルの

放射性セシウムが検出された問題で、検査をした県は公表前、

予想外の数値に検査方法の誤りを疑い、

検査をやり直す異例の対応を取っていました。それでも

数値はほぼ変わらず、

「なぜこんなに高いのか」と衝撃を受けている。

地元では24日午前の緊急対策会議で、

三保恵一市長が「(東京電力福島第1原発の)

事故が原因で憤りを感じる」と怒りをあらわにしました。

 二本松市小浜地区の「ひとめぼれ」から

500ベクレルという結果が出たのは15日のことだった。

「検査方法がおかしくはないか」。

福島県農林水産部の幹部は担当者に疑問をぶつけ、

再検査を指示した。だが、19日に出た

再検査の結果は490ベクレル。

福島県は23日夜になって、最初に出た

500ベクレルを検査結果として公表しました。

 福島県は、土壌からコメに吸収される

セシウムの移行係数を0.1(10%)とする

農林水産省の指標に基づき、

3月から土壌調査を先行して実施。

1000ベクレルを超える地点も多数あり、

当初は高い値が各地で出るのではと強く懸念していました。だが、

8月以降の早場米と一般米の検査では、

測定器の検出下限を下回る「不検出」が大半を占め、

最高でも136ベクレル(福島市大波地区)で、

福島県農林水産部は「福島の土は粘土質で、

植物がセシウムを吸い上げにくいのでは」などと

楽観ムードが漂っていました。それだけに、

今回の結果の衝撃は大きい。

問題の検体が植えられている水田の土壌の汚染濃度は

3000ベクレル程度とされ、福島県農林水産部の幹部たちは

「移行係数から考えると高くても300ベクレル前後のはずだが」と

途方に暮れている。一方、

二本松市で開かれた緊急対策会議には、福島県、二本松市と

地元JAの関係者、集荷業者など約30人が出席。

三保市長は東電に怒りをぶつけ、

「食の安全を確保し、生産者を守る対策を取る。

本検査を徹底して実施し、結果は迅速、正確に

消費者に公開していく」と述べました。」とのことです。

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